安心して下さい!貰えますよ!出産育児一時金のいろはの「い」

妊娠・出産は大変おめでたい事なのですが、心配ごとも沢山あります。

お腹の赤ちゃんの事、自分の体調の事、これからの生活の事、色々考える事は山程あります。ですが、その前に出産に、どの位費用がかかるかご存知ですか?

妊娠・出産は病気と違って、健康保険が使えないので全額自費になってしまうのです。特に出産費用は約40万程かかってしまうので、家計の大きな負担になってしまいます。

ですが、安心してください!でますよ、出産育児一時金が!!

子供は欲しいけども、まとまったお金が用意出来ないために、出産を控えるようでは寂しいですよね、国としても少子化に困っている現状、出産費用を負担する事で、少しでも少子化を食い止めたい狙いが有ります。

出産育児一時金とは、出産にかかる費用約40万にかかる金額と同等の金額が国から支給される、有り難い制度です。ですが、黙っていては支給されないです。ちゃんと正しい申請方法にのって、手続きをしないといけません。今日は貴方が出産育児一時金を実際いくら貰えるのか?申請はいつするのか?手続きは何処にどのようにするのかを簡単にご説明させて頂きたいと思っています。

お母さんの心配事は、お腹の赤ちゃんにも伝わります。1つでも心配事を無くして、元気な赤ちゃんを産めるようにしましょう。

 出産育児一時金申請と支給の5つのステップ 

では、早速出産育児一時金の申請方法と、申請をいつするのかを含めて、支給までの流れを説明致します。

手続きは簡単なので心配は必要ありません。

STEP1) 自分が支給対象になるのかチェックする

残念ながら全員が出産育児一時金の対象になるわけではありません。

次のAとBの条件を満たす必要があります。

条件A

・妊娠85日以上(妊娠4ヶ月以上)で出産していること

条件B(次のいずれかを満たせば大丈夫です)

・健康保険協会、健康保険組合加入の会社員の方

・健康保険協会、健康保険組合加入の会社員の専業主婦の配偶者の方

・公務員の方で健康保険に加入している方

・健康保険に加入している公務員の専業主婦の配偶者の方

・自営業や自由業の方で、国民健康保険に加入している方

・自営業や自由業の方で、国民健康保険に加入している専業主婦の配偶者の方

・上記の各保険制度を脱退して6ヶ月経過していない方

条件Aと条件Bのいずれかを満たせば、出産育児一時金を請求出来る権利があります。

STEP2) 健康保険担当者に申請書を請求する

STEP1で資格があると判断された方は、担当者に申請しますが、加入している健康保険の種類によって申請する場所が違います。出産の二ヶ月前~出産直後に申請すると必要書類が貰えます。出産直後は、バタバタとするために、事前に記入出来る氏名や住所などは記入できる箇所は記入することをオススメします。

・会社員または会社員の配偶者の方→会社の健康保険担当者に請求

・公務員または公務員の配偶者の方→職場の健康保険担当者に請求

・自営業や自由業の方、または配偶者の方→住んでいる市町村の健康保険担当窓口に請求

STEP3) 病院に必要書類にサインをしてもらう

出産の為に入院する病院に、用意した申請書を持参し、『出産証明書』の欄にサインをもらう。市町村によっては、役所のサインで良い場合もあります。

STEP4) 退院後、申請書を提出する

申請書の必要事項を全て記入し、出産育児一時金申請書や領収書等の書類をもらった健康保険の担当窓口に提出する。郵送で可能な場合もありますので、退院後は出来る限り安静にしましょう。

STEP5) 出産育児一時金が振り込まれる

申請書を提出してから2週間~2ヶ月後に、指定の口座に出産一時金が振り込まれる

以上が、簡単な申請の流れです。先ほども述べましたが、出産後は安静も必要ですし、育児など想像していた以上にバタバタとします。出来る限り書類は、事前に用意しておきましょう。

 結局、私はいくら貰えるの??そこが知りたい支給額

簡単にですが、出産育児一時金の申請と支給までの流れを説明させて頂きました。

では、実際いくら貰えるのかが、気になると思います。

出産育児一時金は平成28年ですと、404,000円支給されます。

ご親族やお友達の方が、もう少し少ない金額だったと言われるかもしれませんが、少子化対策として金額が少しづつ増えてきたので、過去の金額と勘違いされているのかもしれません。

さらに、産科医療補償制度に加入されている病院、診療所、助産所等で出産される方は、404,000円に16,000円の付加金が発生し、合計420,000円が支給されます。

殆どの場合が産科医療補償制度に加入されていますが、産科医療補償制度に加入されていないような場合や、産科医療補償制度に加入していても、在胎週数22週未満の出産の場合は16,000円の付加金が発生しません。これには、流産、人口妊娠中絶も含みます。

出産育児一時金は出産した赤ちゃん一人あたりに支給されますので、産科医療補償制度に加入している医療機関で出産された場合、双子ですと・・・・

2人×420,000円=840,000円

三つ子ですと・・・・

3人×420,000円=1,260,000円

六つ子ですと・・・・

6人×420,000円=2,520,000円

と人数に応じて出産育児一時金も支給されます。

もし、病院に支払った金額が出産育児一時金よりも少なかった場合でも、出産育児一時金が減らされる事はありません。逆に病院に支払った金額が、出産育児一時金よりも高額になっても、追加で出産育児一時金が残念ながら増やされる事はありません。

さらに、非常に残念ながら生まれてきた赤ちゃんが死産であっても、妊娠85日以上(妊娠4ヶ月)を過ぎていれば、出産育児一時金は支払われます。

健康保険組合に加入されている方は、出産育児一時金に加えてさらに、付加金が支給される場合があります。つまり、夫婦共働きの場合、旦那様の健康保険を使うか、ご自身の健康保険を使うかで支給される金額変わる時があるのです。事前に、確認されることをオススメいたします。

実はこんな簡単な方法もあるんです 

出産育児一時金で出産費用の大部分を補えるとはいえ、申請してから支給されるまでが、2週間~2ヶ月かかってしまいます。つまり、出産かかる大きな費用を一時的に立て替えなくてはならないのです。それでなくても、赤ちゃんグッズを買い揃えたりと、出費がかさむ時期なので、正直辛いですよね。そんな方は『直接支払い制度』を利用すると便利です。

『直接支払い制度』とは、出産育児一時金を、貴方のかわりに産院が申請手続きをして、出産育児一時金を受け取り、出産費用との差額を貴方に支払う制度です。つまり、かかった費用が出産育児一時金よりも多額であれば、差額だけを産院に支払い、逆にかかった費用が出産育児一時金よりも少額であれば、差額が貴方に還付されるのです。

このメリットは、出産費用として多額のお金を用意する必要ないだけでなく、手続き自体も産院がしてくれる所が多くあるので、簡単なのです。ただし、この制度を利用出来る産院には限りがありますので、事前に確認しておく必要があります。

簡単に『直接支払い制度』の申請の流れを説明致します。

STEP1) 自分が出産育児一時金を申請できるかを、確認する

これは先ほど説明しましたので、省かせて頂きます。上記をご確認下さい。

STEP2) 出産予定の産院が『直接支払い制度』に対応しているか確認

STEP3) 対応していれば産院で合意書をもらい必要事項を記入し産院に提出する。

以上です。非常に簡単ですよね。差額が還付される場合は、還付申請書が必要になりますが、手続きは非常に簡単なので出産前の慌ただしい時に非常に助かります。

残念ながら『直接支払い制度』に対応していない産院であれば『受け取り代理制度』を利用すれば問題はありません。『受け取り代理制度』とは『直接支払い制度』より少しだけ手続きが増えますが、同じように出産育児一時期金を直接産院に支払ってくれる制度あり『直接支払い制度』と同じように多額のお金を出産の為に用意する必要がありません。

簡単に『受け取り代理制度』の申請の流れを説明いたします

STEP1) 自分が出産育児一時金を申請できるかを、確認する

こちらも省かせて頂きます。上記をご確認下さい。

STEP2) 必要書類を手に入れる

貴方が加入している健康保険のホームページや役所で『受け取り代理制度』の申請書をもらえます。申請は出産予定2ヶ月前からですが、早めに用意しましょう。

STEP3) 出産予定の産院で必要事項を記入してもらう

STEP4) 必要事項を記入し加入している健康保険窓口に提出する

出産予定2ヶ月前になれば申請が可能なるので、必要事項を記入した書類を担当窓口に提出する

以上となります、これで『直接支払い制度』と同じように、多額の出産費用を用意する必要がなく差額だけを産院窓口で手続するだけになります。

 出産育児一時金よくある質問Q&A

Q1 外国人でも出産育児一時金を支給されますか?

A  支給されます。

外国人であっても、日本人であっても国籍は関係なく、上記のSTEP1を満たせば支給されます。ただし、旦那様が国民健康保険の場合のみ、在留1年間たった後で無いと原則支給されませんが、自治体によっては支給してくれる自治体もあるので、自治体に担当者に相談してみて下さい。

Q2 未婚でも、お腹の赤ちゃんが誰の子供か判らなくても支給されますか?

A  支給されます。

出産される方が健康保険に加入し条件を満たせば、支給されます

Q3 出産して一年間、申請を忘れていたのですが、遅いでしょうか?

A  大丈夫です。支給されます。

出産の翌日から2年以内に必要書類を揃えて申請すれば、支給されます。

Q4 国民健康保険を滞納してしまっているのですが、支給されますか?

A  自治体によって対応が変わります

保険料を滞納してしまっている場合、自治体によっては滞納金を先に納めないと駄目な自治体と、母体の保護を優先し特例で支給してくれる自治体に分かれているようです。役所に相談してみて下さい。

Q5 もっと出産育児一時金をもらう事は出来ませんか?

A  クレジットカード払いで支払う

クレジットカードで出産費用を支払う事で、クレジットカードのポイント多少たまります。

これを望む方は『直接支払い制度』や『受け取り代理制度』を利用せずに、出産育児一時金を後日請求しましょう。

 最後に、お母さんは完璧でなくても良いんです!

出産育児一時金について説明してきましたが、少しは心配が晴れましたでしょうか?

はじめに申し上げましたように、お母さんの心配は赤ちゃんにも伝わります。少しでも心配が晴れていると幸いです。

初めて出産されるかたは、出産育児一時金を初めとして知らないこと判らない事が、不安な事が沢山あると思います。はじめから完璧なお母さんなんていません。赤ちゃんが生まれたては何も知らない、何も出来ないように、お母さんは成りたての方は何も知らなくて当たり前です。一人で抱えず周りの方に相談したりして下さい。各自治体は出産向けて不安なお母さんを支援するための窓口を作っている事が多いです。出産育児一時金の相談だけでなくても、不安な事は相談してみるのも良いかと思います。