三井住友銀行カードローンのカードを紛失してしまった時の対処法と再発行の流れについて

三井住友銀行カードローンの審査に通ったら、契約機や郵送で「ローン専用カード」を受け取ることになります。その後は、カードを使ってATMからお金を引き出すことでキャッシングの利用が可能になります。他の方法もありますが、最も一般的な利用法となります。

しかし、中にはこのローン専用カードを紛失してしまう人もいます。そうなると、キャッシングの利用が制限されるだけではなく、カードを悪用されて勝手にお金を使われてしまう可能性があります。そこで、ローン専用カードを紛失した場合にはどうすればよいのかを解説していきます。

カードを紛失した際に最も恐れなければならないことは「悪意ある人物に拾われる」ということです。善意の人物に拾われた場合には、拾得物として交番に届けてくれることでしょう。ですが、悪意ある人物に拾われてしまった場合には、悪用されて本人になりすまし、限度額ギリギリまでお金を引き出されて返済の義務は本人が負う、という構図ができあがってしまいます。数十万円、数百万円クラスの被害が発生します。

そのため、まずは三井住友銀行に連絡して、ローン専用カードが使えなくなるようにしておきましょう。これなら、悪意ある人物にカードを拾われても、そのカードを使ってATMからお金を引き出すことはできなくなります。電話するだけで構いませんので、ローンカードの紛失に気がついた場合には、即座に連絡しておきましょう。連絡先は、取引店か、時間外であれば「ATMセンター(0120-956-956)」に連絡しましょう。

また、その他の方法で悪用される可能性もありますので、警察に「紛失届」を出しておくことも忘れないようにしましょう。もちろん、まずは応急的な対応として三井住友銀行に連絡しておき、カードが使えなくなるようにしておいてから、紛失届を出すようにしましょう。

もちろん、最も注意しなければならないポイントは「ローンカードを紛失しない」ということです。銀行キャッシュカードやクレジットカードに比べると、あまりその紛失が危険視されない傾向にあります。しかし、暗証番号さえわかれば、限度額まで引き出されてしまうリスクを考えれば、その危険性はキャッシュカードやクレジットカードと同列です。なので、キャッシュカードやクレジットカードと同等の意識を持って保管、持ち歩く事をおすすめします。

 

  • 再発行までの流れ

ローンカードの利用を停止すると、紛失したローンカードは利用できなくなります。これによって不正使用の危険性を回避することができますが、同時に利用者本人もキャッシングができなくなってしまいます。もちろん、カードを利用しない借入の方法もありますが、極めて限定的であり、ATMを利用しての借り入れができなくなってしまうことは大きな利便性の喪失になります。このままでは、まともにキャッシングを利用することができなくなります。

なので、紛失したカードに関しては「再発行」の手続きを行う必要があります。カード再発行の手続きは、三井住友銀行の店頭窓口に出向くことで、即日で再発行が可能です。その際には、「本人確認書類」「お届印」が必要なことと、再発行には手数料が必要であるということについても忘れてはいけません。

  • 海外で紛失してしまった場合は?

カードの紛失は、国内だけに限りません。海外旅行中や海外出張中に、ローンカードを紛失してしまうということも十分に考えられます。その際には、国内での紛失とは少し注意しなければならないポイントが異なります。

海外での紛失でも、基本的に電話連絡をして、カードの利用を停止する必要があります。電話だけで利用停止の手続きが可能なので、三井住友銀行の店頭窓口に行けない状態であってもカードの利用を停止することができます。なので、気がついたらまずは電話連絡することから始めましょう。すぐに連絡できるように、あらかじめフリーダイヤル番号を電話帳に登録しておくことをおすすめしますが、海外の場合であればフリーダイヤルを利用することができません。フリーダイヤルを利用できない状況下にある場合は「03-6850-1000」に電話をかける必要があります(通話料が必要になります)。

さて、その際に注意しなければならないポイントは「時差」と「受付時間」です。受付時間は「日本時間」なので、時差を考慮して電話をしなければ、受付時間外に電話をすることになりかねません。その時点で日本では何時なのかを正確に把握し、受付時間内に電話をかけるようにしましょう。ATMセンターの受付時間は銀行窓口が閉まっている間が受付時間となります。なお、土日祝日は24時間受け付けしています。

クレジットカードを紛失する際に比べて、その危険性はそこまで高くはないと言えます。ローンカードは対応するATMでしか引き出すことができませんが、海外旅行先では使用できるATMがありません。クレジットカードの場合はVISAやアメックスカードのような海外ブランドの場合だと海外でも普通に使えるので、悪用される危険性が高まります。

  • 紛失中の注意事項

ローンカードを紛失した場合には、いくつか注意しなければならないことがあります。まずは「即座に申告する」ということです。詳しくは後述しますが、連絡が遅れてしまうと利用者にとって不利な状況になりやすくなります。

次に「紛失したカードは二度と使えなくなる」ということです。紛失した場合は再発行の手続きを行いますが、探せばあるかも?と思って再発行を後回しにして、使用停止の手続きだけする人がいます。結果、探して見つかっても、そのカードは既に使えなくなっています。連絡して使用停止の手続きをした後は、再発行しないかぎりATMからキャッシングすることはできなくなります。

 

  • もし悪用されてしまったらどうすればいいの?

悪用されてしまった場合は、「盗難届を即座に出している」「警察に被害届を出している」「盗難の事実が提示できる」「本人による故意によるものではない」という条件下において、被害分の金額を請求されないということが一般的です。詳しくは、各カードローンの規約を読み、確認する必要があります。これは一般的な内容なので、三井住友銀行カードローンの場合について、利用規約を引用しながら解説していきます。

三井住友銀行カードローンの利用規約においては、第20条2項に「ローン専用カードまたは暗証につき事故があっても、そのための生じた損害については、借り主が責任を負う」と規定されています。しかし、同項には例外規定も記されています。

紛失に関わる不正使用に関する記述は、第20条の3に規定されています。簡単に解説していくと、第20条の3(1)には利用者から申し出があって、「カードの盗難を速やかに申告している」「銀行からの調査にきちんと説明している」「警察への被害届と盗難の事実を証明できる」という3つの条件を満たしている場合に、不正使用による被害を請求しないと規定しています。その場合、(2)において「申し出から30日遡って、その間に発生した不正使用による被害を請求しない」と規定しています。ただし、銀行側の無過失と利用者の過失を証明できた場合、「請求できない金額」はその4分の3に該当します。

また、これにも例外規定があります。まず、(3)において「盗難もしくは不正使用から2年経過後の申告」は適用しないとしています。また、(4)において、銀行側の無過失と「利用者の重大な過失」「利用者の配偶者・二等親内の親族・同居の親族・その他同居人・家事使用人による犯行」「利用者が銀行への説明において偽りの説明をした」のいずれかの証明がなされた場合には、不正使用の被害を請求されることになります。

つまり、ローンカードを紛失して不正使用された際の被害金額を請求されないためには「紛失に関して利用者の過失がない」「気がついた際に即座に銀行に申告し、必要なことをきちんと説明している」「警察に被害届を出している」「不正使用した人物が赤の他人」であることが必要になります。その他にも細かい部分はありますが、きちんと銀行と警察に事情を説明できれば、おおよそクリアしていることになります。

さて、先ほど「利用者の重大な過失」が適用外の条件として挙げられましたが、これは具体的には「暗証番号が安易なもの」であることが挙げられます。例えば「生年月日」などを暗証番号にしている場合、これは利用者の重大な過失として認められることが多いです。なぜなら、本来暗証番号というものは「他人に知られない」ということが絶対的な条件となり、かつカードローンの利用規約にもその旨が記載(第20条(2)に記載)されています。つまり、他人がローンカードの暗証番号を簡単に知ることが出来るような場合、不正使用に関わる被害は全て請求されるということになります。

ローンカードが盗まれたということは、財布ごと盗まれている可能性が高いです。また、保管場所が財布の中であることが多いため、盗まれたものがローンカードだけだったとしても身分証明証を盗み見られている可能性が高いです。その際に生年月日が知られてしまい、それを暗証番号にしていれば確実に不正使用の引き金となってしまいます。

クレジットカードの場合、キャッシング機能はさておき、クレジット機能を使ってショッピングするだけなら暗証番号を求められることは少ないです。ですが、ローンカードの場合、暗証番号を知らなければATMからお金を引き出すことはできません。つまり、仮にローンカードを盗まれても、暗証番号さえ知られていなければ不正使用はできないものなのです。

本来、暗証番号は本人の記憶の中と銀行側しか知らない情報です。物忘れが激しいのなら何かに書き留めておくことも考えられますが、それを持ち歩いていることもまずないでしょう。つまり、暗証番号を知られない以上、不正使用という最悪の事態は回避できることが多いのです。それを、安易に察知されやすい番号にした場合、利用規約人も抵触することになりますので、不正使用の被害は請求されることになります。

もう一つ、注意したいのが「身内の犯行」です。実際に、被害者の身内が不正使用を行ったという例は少なくありません。特に、同居している身内の場合だとローンカードを盗むことも難しくなく、本人の生年月日も把握していることでしょう。そうでないにしても、何らかの方法で暗証番号を調べることも決して不可能ではありません。また、ローンカードを普段使いしない場合だと、発見が遅れてしまうことも多いのです。例えば「一時的に資金が必要だった」という事情でお金を借りて、返済してから二度と使うこともないだろうと適当に保管していた場合です。財布の中だと気がつくことも早いのですが、自宅に保管していて普段は目にしないという場合だと、発見が遅れてしまいます。もとより、身内の犯行は例外規定に含まれていますので、きちんと返済するしかありません。これが原因で家庭環境が激変するということも珍しくありません。

ともかく、ローンカードの紛失に気がついたら、早めに銀行に連絡することです。そうすることで被害を最小限に抑えられますし、不正使用されていた場合はその後の対処も容易になります。不正使用による免責には30日という制限がありますので、ローンカードを普段は目にしないところに保管している場合であれば定期的にその有無を確認しておきましょう。

まとめ

一番大切なことは「ローンカードを無くさない」ということです。紛失さえしなければ、不正使用されるようなこともありません。もちろん、巧妙な手口で盗まれるようなことも有るかもしれませんが、可能な限り持ち歩かず厳重に保管し、定期的にその有無を確認しておくことです。

また、既に追加借り入れの予定がないという場合には、解約してしまうという手もあります。もちろん、借り入れしていなければ手数料や利息を払うこともありませんが、絶対にキャッシングしないというのであれば、ローンカードを持ち続けても危険なだけです。不正使用されるリスクを考えれば、思い切って解約してローンカードを手放してしまうことも考えておきましょう。