楽天銀行スーパーローンの一括返済の手続き方法とメリット、デメリットについて

楽天銀行スーパーローンの一括返済の手続きについて

楽天銀行スーパーローンでお金を借りた後は、登録している銀行口座から自動的に返済額が引き落とされる仕組みとなっています。しかし、返済方法はそれだけではありません。幾つかの方法で「随時返済」が可能であり、残債が一度に返済できる程度まで減っているのであれば全て返済する「一括返済」も可能になります。今回は、楽天銀行スーパーローンの一括返済の手続きについて解説していきます。

通常、楽天銀行スーパーローンの返済は「残高スライドリボルビング」もしくは「元利込定額」のどちらかの返済方式で、指定の銀行口座から毎月指定した日付に自動的に引き落としがなされます。定額方式なので最終的には自動引き落としだけでも完済できますが(定率の返済方式だと最終的には一括返済が必要)、借入期間が長引くとそれだけ返済する際の利息の総額が上昇します。例えば10万円を1年間借りていると、14.5%の年利で14,500円を支払うことになります。残高スライドリボルビング方式の場合だと、借入残高が10万円以下の場合は毎月2,000円であり、この状態だと50ヶ月かかる計算になります。その間も利息は発生し続けますので、総額はそれなりの金額になります。

100万円等のまとまった金額だと一括返済は難しいのですが、10万円未満ともなると少し無理すれば一括で返済が可能になる場合も多いことと思います。一括返済によるデメリットもありはしますが、一括返済することで利息の支払いが終了するということは大きなメリットになります。メリットはその他にもありますので(詳しくは後述します)、ある程度経済的に余裕があるのであれば、残高と経済状況を鑑みて一括返済を考えるべきなのです。

一括返済のメリットについて

次に、楽天銀行スーパーローンの残債を一括返済することのメリットについて解説していきます。

まずは「利息の総額が少なくなる」ということです。前述のとおり、利息の支払総額は返済期間が長引くことで多くなりやすいです。もちろん、実質年率の高さにも依存しますが、返済期間が短ければ実質年率が高くても利息の総額はそこまで多くない金額に抑えることが可能です。一括返済ではなく随時返済で借入残高の一部を返済するような形であったとしても、仮に20万円のうち10万円を返済し、残りは1年後に完済したとすれば、10万円の1年分の利息(実質年利14.5%であれば14,500円)を支払うことなく完済できる計算になります。カードローンを利用するということはそれだけ経済的な余裕が無いとうことであり、無用な出費は避けたいはずです。一括返済によって一時的に大きな出費になりますが、将来的な出費を抑えられるということは経済的なメリットが大きくなります。

次に「借金がゼロになる」ということです。一括返済を行うということは、残っている借金を一度にすべて返済することになります。なので、一括返済後は借金の残高がゼロになっているはずです。制度的なメリットとしては、他社借入額に関係します。消費者金融でのキャッシングの場合、総量規制の決まりによって借金できる総額が決まっています。そのため、楽天銀行スーパーローンの残債を全て返済することで、後に何らかの理由でキャッシングの申し込みをする際に限度額を多く設定しやすくなります。また、銀行カードローンも含めて、キャッシングの審査においては他社借入額が多いことで審査が不利になってしまうことも考えられます。なので、一括返済して借入額をゼロにしておくことで他社の審査を有利に進めることができるのです。さらに、楽天銀行スーパーローンを解約するためにも楽天銀行スーパーローンの残債を返し終わっている必要があり、カードローンを解約することも他社のキャッシングや住宅ローンの審査に影響しますので、この点でもメリットになります。

次は「増額審査にも良い影響があるかもしれない」ということですが、これは後ほど詳しく解説します。主なメリットは上記の2種類であり、特に利息の支払い総額が少なくなることは大きなメリットであると言えます。ただし、それはあくまでも後述する「一括返済によるデメリット」を十分に考慮している場合です。

一括返済のデメリットについて

次は一括返済を行うことによるデメリットについて解説していきます。

まずは「一時的に経済的負担が大きい」ということです。一括返済を行うということは、残った借金を全額一気に返済するということになりますので、それだけの資金が必要になります。残債が少なければそこまで大きな負担にはなりませんが、数十万円クラスになると相応の負担がかかることになります。「出来るだけ利息を払いたくない」「早く借金を返し終えたい」という理由で、残債と手持ちの資金が殆ど変わらない状態で一括返済をしてしまうと、即座に資金難の状態になってしまいます。生活していくにもお金は必要になりますので、再びキャッシングをしなければならなくなってしまいます。借り入れをする手間を考えると、一括ではなく一部を随時返済して、残りは次の月に一括返済するという方法もあります。

次に「方法によっては手数料がかかる」ということです。随時返済を行う方法としては「提携ATM」「インターネットバンキング」「振り込み」という3つの方法があります。このうち、振り込みでの返済の場合には手数料がかかってしまいます。そこまで大きな金額にはなりませんが、もし定期的に随時返済を行う場合には、振り込みによる方法だと手数料だけでそれなりの金額になってしまいます。基本的に他の方法のほうが手軽ではありますが、ライフスタイル等から振り込みが最も手軽だという場合には、随時返済による手数料と、随時返済によって減少する支払利息の金額の大きさを比較して、利息の減少幅が小さい金額を返済する場合はある程度貯まった時点で一気に返済する方法のほうが手数料がかからなくてお得になる可能性があります。

一括返済や随時返済を行う場合には、計画的に返済を行うことが重要になります。確かに返済した分だけ借入期間の経過に伴う利息の支払いが減りますが、それに伴うデメリットの存在を無視してしまうと、お金に困ったり損をしたりする可能性があることは無視できません。借金を早くに返し終わるというメリットを、デメリット無しで受け入れるためには、自分が支払える金額と借金の残高、その他必要な手間や手数料等を総合的に判断して、一括返済(随時返済)をしても損をしない、損をしてもメリットの方が大きいと結論づけた場合のみ行うようにしましょう。

一括返済は増額審査に良い影響を与えるのか?

一括返済を行うと、同じ金融機関に「増額審査」を依頼した場合にプラスの影響をあたえる可能性があります。しかし、それは金融機関ごとに社内規則が異なり、一括返済を行ったことが増額審査にプラスになるかどうかは利用しているカードローンの種類によって異なると言えます。

そもそも、なぜ一括返済を行うことが増額審査にプラスの影響をあたえるのでしょうか。その理由は「返済能力の高さ」を評価されることです。一括返済はそれなりにまとまった金額を一気に返済する方法になります。そのため、それだけの資金力があるということになるのです。もちろん、どういった方法で資金調達したかは金融機関の方では認知しませんが、一括返済が可能であるということはそれだけ返済能力が高いとみなされます。

金融機関では融資限度額の高さを、申し込み者の返済能力の高さに応じて決めています。要するに、返済する能力が高い=資金力がある人物であるとして、その人であれば高額な融資をしても貸し倒れが起きにくいと判断されるのです。逆に返済能力が低い人だと高額融資をした際に貸し倒れが起きる確率が高くなります。カードローンでは担保や保証人を設定できないので、それらで限度額を高めるということができません。そのため、基本的には本人の年収や勤続年数の長さ、就労形態などを総合的に判断して限度額を決めています。金融機関の担当者に「この人は返済能力が高い」とみなされるほど、限度額が高く設定されやすくなるのです。

その限度額は、カードローン契約中に増額申請を出すことで再審査を行い、その結果限度額が高くなることがあります。その際には新規契約時と同様に審査を行い、年収などのデータを基にしてその人の返済能力の見直しを行います。特に新規契約時にはそこまで大きな限度額が設定されることがないので、ある程度年収が増加した等の事情があれば増額申請を行うことが必要になります。もちろん、そこまで多額の資金を必要としない場合でも、限度額が高いことに損失が発生することはありません。万が一の際に多額の資金を用意できる方法となるため、増額審査をすること自体に損はありません。

ですが、一括返済を行うことによってそれが返済能力の高さとして評価されるかどうかは金融機関ごとに異なります。なので、一括返済をしたからといって年収等の条件が同じで増額申請をして、限度額が増えるかどうかはわかりません。ですが、一括返済や完済すること自体がマイナスに評価されるようなことはまずありませんので、年収が減った等のマイナスの事情が無い限りは希望を見出すこと自体は間違っていません。

滞納しないために気をつけること

カードローンの返済において「滞納」をしないためのコツはいくつか存在します。

まず「計画的に借り入れを行う」ということです。元々、その人の返済能力に見合った限度額しか設定していませんが、それでも個人の支出などの事情を鑑みると、その限度額内のキャッシングでも貸し倒れが発生するリスクは十分に考えられます。なので、借りる側としても返済し続けることを考慮したうえで借り入れを行う必要があります。現状でキャッシングを行い、利息を含めて健全な返済を継続できるのかどうか、その点を十分に考慮したうえで返せる範囲内で借り入れを行うことです。意外とミソになるのが「利息」であり、これを甘く見ると予想外の負担に驚かされることになります。楽天銀行スーパーローンの実質年率は最大でも14.5%であり、1ヶ月あたりは約1.2%になります。1ヶ月で1%程度と甘く見ていると、長期間の返済によって利息だけでそれなりの金額に膨れ上がります。借り入れる金額によってはかなりの長期返済になりますので、利息のことを度外視して計画してしまうとほぼ確実に滞納を起こします。

次に「預金残高をきちんと確認する」ということです。楽天銀行スーパーローンの返済は指定の銀行口座から返済を行います。その口座が給料の振込先であればまだ問題ないのですが、家族バレなどを避けるために自分専用の口座を作っている場合、その口座への振り込みを忘れて延滞が発生する可能性があります。「半年分とりあえず入金しておこう」ということでまとまった金額を入金していて、半年後に忘れてしまえば引き落とし時に残高不足で引き落としができず、滞納になってしまいます。自動引き落としという「勝手に返済を行う方法」であるがゆえに、他人任せになって管理を疎かにしてしまえば滞納の原因になってもおかしくありません。

最後に「随時返済を計画的に行う」ということです。随時返済は利息の総額を減らすことで借金返済の負担を総合的に減らすことができます。ですが、まとまった資金が必要になります。一括返済になる場合であればこれ以上滞納することはありませんが、残高がまだ残る随時返済の場合だとまだ返済は続きます。随時返済をすることによって手元にお金がなくなってしまえば、その次の返済が滞ってしまうことになります。それまでに給料日が到来すれば良いのですが、常にそうだとも限りません。「まとまったお金が入ったから」と言って、無計画にその全額を随時返済に当ててしまえば、せっかくの「期限の利益」を無駄にしてしまうことになります。随時返済を行う際には、その後の返済や生活を十分に考慮して、それでも余裕だと言える分だけ返済しましょう。

まとめ

一括返済を行うことで利息の総額が少なくなり、可能な限り少ない負担で借金を完済することができます。しかし、その際にはまとまった資金が必要であり、計画的に一括返済・随時返済を行う必要があります。

明らかに余裕があれば、すぐにでも一括返済を行うほうが最終的には得をすることになります。その際には、どれだけの金額なら余裕で支払えるのか、それを安易に決めるのではなくこれから必要になる出費を十分に考慮したうえで決めるようにしましょう。