楽天銀行スーパーローンの解約手続きの方法と注意点について

カードローンを利用するためには申込をして審査を経て、そこで「契約」することで初めてキャッシングを利用することができます。契約するということは「解約」することもできるということです。当然ながら借金は完済する必要がありますが、そうなると解約することの必要性はどこにあるのか、その点を中心に解説していきたいと思います。

まず、楽天銀行スーパーローンを解約する方法について解説します。前述のとおり、前提として「楽天銀行スーパーローンを利用中である」「楽天銀行スーパーローンの残債がゼロになっている(=完済している)」状態であることが必要です。その状態で「楽天銀行カードセンター(0120-730-115)」に電話をして、解約希望の旨を申し出る必要があります。受付を完了することで、楽天銀行スーパーローンを解約することができます。解約後は、カードセンターからも指示があると思いますが、カードの磁気部分にハサミを入れて処分する必要があります。

  • 完済したらすぐに解約すべきか?

さて、残債さえゼロ円である限り、利用者はいつでも電話をして楽天銀行スーパーローンを解約することができます。では、完済し終えたらすぐにでも楽天銀行スーパーローンを解約するべきなのでしょうか?この点は、カードローンの性質に大きく関わります。

まず、「楽天銀行スーパーローンを利用できなくなる」という点です。解約する以上、契約内容に則ったキャッシングはできなくなります。しかし、それは「永久に楽天銀行スーパーローンを利用できない」ということではありません。解約後に再び審査の申し込みを行い、審査に通れば再び楽天銀行スーパーローンを契約することもできます。ですが、それは「初めて楽天銀行スーパーローンに申し込む時と同じ」なので、一から審査をやり直しますし、何か優遇されるようなこともありません。楽天銀行スーパーローンの解約を受理された場合、それをキャンセルすることはできませんので、解約後に「やっぱり楽天銀行スーパーローンを利用し続ける」という意思表示をしても既に解約後であるため、従来と同じ条件で楽天銀行スーパーローンを利用することはできません。

カードローンというものは、限度額を上限として何度でもお金を引き出すことができます。残債がある状態でも、それが上限出ないかぎりは限度額までの差額を上限として追加で借り入れることができます。完済後も、同じカードを使ってキャッシングすることができます。つまり、契約中であるかぎりは審査する必要なくキャッシングを利用することができるのです。もし、「今月あと5万円足りない」とか「急に10万円必要になった」という場合に、カードとATMさえあればいつでも(ATMの利用時間は影響しますが)お金を用意することができます。その利便性は、特に「貯金が少なく、経済的な余裕が無い人」にとって、いざという時の資金繰りを手助けしてくれる手段となります。

解約することによって、その利便性を手放してしまうことになります。もちろん、再び申し込みをすれば楽天銀行スーパーローンを利用できるようになりますが、再審査で再び審査に通れるという保証はありません。また、解約した時と同じ条件(限度額や金利)で借りられるという保証もありませんので、場合によっては前回よりも不利な条件でキャッシングを利用しなければならなくなってしまいます。もし、キャッシングの必要性が完全に消え去っていない場合(生活費に困る場面が多い等)には、安易に完済後すぐに解約しないほうが良い場合もあります。

もう一つのポイントは「他社借入額」に関してです。例えば「住宅ローン」などを組む際に、楽天銀行以外の金融機関のローンを利用することもあるかと思います。その際、金融機関は審査に際して他社借入額、つまり「他の金融機関からどれだけお金を借りているのか」ということを見ます。これが多いと、審査は大幅に不利になりますし、限度額も制限される可能性が高くなります。そして、解約できる状態である、つまり楽天銀行スーパーローンの残債がゼロの状態であっても、その上限額がどれだけ多いかというところが見られます。

前述のとおり、カードローンはその性質上どうしても「いつでもお金を借りられる」という特徴があります。他の金融機関は、その点も見るのです。例えば限度額50万円のカードローンを2つ契約中で、どちらも完済している状態だとします。しかし、カードが有ればいつでも1社あたり50万円、合計100万円を借り入れることができます。この「いつでも借り入れすることができる」という特徴は、その限度額を審査時にリスクとして組み入れなければなりません。もし、限度額上限まで借り入れれば、それだけ返済の負担が増加します。つまり、審査中の融資に関しても貸し倒れを起こす可能性が高くなるということになります。

そのため、仮に完済済みであったとしても、利用することができるカードローンが契約中であるかぎり、他社の審査においては不利に働くのです。つまり、将来的に何らかのローンを申し込みたいと思うのであれば、利用していないカードローンは解約しておいたほうが有利になるのです。しかし、解約後の経過時間までは見ないでしょうから、他社のローンに申し込まなければならない状況になるまで楽天銀行スーパーローンの契約をそのままにしておくという方法もあります。

その他の要因としては「もう二度とキャッシングなんかしない!」という強い意志の表れとして、楽天銀行スーパーローンを解約するという方法もあります。前述のとおり、解約してしまったら再び審査に通って契約しないかぎり楽天銀行スーパーローンでキャッシングできません。要するに「簡単にはキャッシングできない」ということになります。手軽な方法が目の前に存在しない状態になるので、そう簡単にキャッシングを利用しないということが考えられます。もちろん、審査に申しこめば同じことですが、手元にすぐ使えるカードがある状況よりはキャッシングに対するハードルは高まるはずです。

  • 強制解約されることはあるの?

カードローンの契約は、利用者の方から解約することもあれば、楽天銀行の方から契約を解除されるようなこともあります。主な理由としては「延滞」が挙げられます。

楽天銀行スーパーローンの「よくある質問」の中に、「お客さまの取引状況および信用状況の審査結果によっては、お客さまに事前の連絡をすることなく、利用限度額を減額、または、新規のご融資を停止させていただく場合があります。」という文章があります。これは、楽天銀行スーパーローンの利用者が何らかの健全ではない利用法をしている場合に、楽天銀行スーパーローンの方で利用者の限度額や追加融資の是非について問われることになるということになります。もちろん、普通に返済し続けている限り、そのようなことは起こりません。しかし、「延滞が続いている」「延滞の旨を通知しても何の連絡もない」という場合には、契約内容が変更されたり、強制的に契約を解除される可能性があります。延滞の他には「個人情報の変更の届け出がない」なども該当します。

強制的に楽天銀行スーパーローンを解約されてしまった場合に残債がどうなるかといえば、残債を一括で請求されることになります。その際、銀行は金融商品における「保証会社」を設定していますので、楽天銀行からではなく、その保証会社から請求されることになります。なお、借金における「期限の利益」は既に失われているため、一括請求されても利用者は文句を言えません。一括返済の求めに応じて返済ができる場合であればそこで完結しますが、延滞をするほどなのでそんな経済的な余裕はないと思われます。多くの場合はそのまま裁判に突入し、債務整理を行うという流れになります。金融事故を起こしたことになるので、楽天銀行やその保証会社の関わる金融商品に関しては、信用情報機関からその記録が消去された後も審査に通らない可能性が極めて高くなります。

もちろん、最初から強制解約されるようなことはありません。最初の1~2ヶ月は、楽天銀行の方から延滞等の問題を提起する何らかの連絡が行われます。それに応じて返済を行った場合には引き続き楽天銀行スーパーローンを利用できますが、前述のとおり限度額を減らされたり追加融資を受けられなくなる可能性もあります。連絡に対して蟲師を続けてしまった場合に、楽天銀行は最後の手段として強制解約をせざるを得ないのです。

  • 解約時の注意点について

カードローンを解約することによってメリットも有りますが、いくつか注意しなければならないポイントも有ります。

まずは「生活が苦しくないかどうか」です。カードローンは何度でも限度額を上限としてお金を借りることができます。そのため、数万円だけ借りてすぐに返済するという方法も取れるわけです。生活費の足しとして何度もキャッシングするという方法もあるわけですが、それが生活の一部となっている場合だと、収入だけで生活を営むことが難しくなっている可能性もあります。カードローンの利用が長いと、カードローンによるキャッシングも自分の収入の一部として計算している可能性が高くなります。最低でも数十万円の限度額を持つカードローンを手放すことになれば、あとは自分の収入だけで生活していかなければならず、支出のレベルを落とさなければすぐに貯金が底を尽きます。カードローンによるキャッシングがどれだけ生活に根付いているかを把握し、それがなくても生活できるかどうかを考えておきましょう。

もう一つは「再度の審査は時を置かなければならない」ということです。前述のとおり、楽天銀行スーパーローンは解約しても再び審査を受ける余地は残されています。ですが、解約後すぐに申し込みを行ってしまうと、審査において良い印象を与えられなくなります。例えば、数万円貸した相手がそれを完済し終えて、すぐに「また貸してくれ」なんて言ってきたら、その人の評価を著しく落とすのではないでしょうか。完済し終えて解約したのに、すぐに申し込みをするような場合だと「それだけお金に困っている」という評価を受け、それはつまり「返済能力が乏しい」「貸し倒れのリスクが増加する」ということになり、審査において不利になります。そうなると、前回よりも悪い条件での利用になる可能性が高くなります。そのリスクを十分に考慮しておきましょう。

  • 解約にデメリットはあるのか

前述のとおり、楽天銀行スーパーローンを解約することで「同じ条件で利用することができなくなってしまう」ということが挙げられます。健全な利用をしている限り、自動更新によって同じカードを使って同じ条件でキャッシングを行うことができます。解約することでそれを手放してしまうことになるので、従来と同じように楽天銀行スーパーローンを利用できなくなります。計画的に利用(返済)できるかぎり、カードローンが利用できるということには大きなメリットがあります。

再度の審査で同じ条件を引き出せる保証は無く、往々にして悪い条件、もしくは審査自体通らない可能性も高いのです。その点を考慮すると、楽天銀行スーパーローンを解約することによるデメリットは決して小さなものではないといえます。しかし、昇進や転職によって収入が大幅に増加したといった事情がある場合だと、そのデメリットは無視できる可能性が高いのです。解約することによるデメリットの大きさは、基本的にその人の経済状況に大きく依存します。解約してもデメリットを気にしなくても良いという場合であれば、気にせず解約すると良いかと思います。

まとめ

カードローンは、完済してもそれで契約が終了するわけではありません。完済後、解約手続きを行うことで初めてカードローンを解約することができます。その間は、楽天銀行スーパーローンを利用し続けることができます。

その点はメリットにもデメリットにもなります。「完済後すぐに解約するべきか」については、利用者のその時の状況によって異なると言えます。安易に完済後の解約を考えるのではなく、完済後の経済状況などを総合的に判断して解約するべきか否かを考えておきましょう。