モビットが保証会社?銀行系カードローンと保証会社の関係性について

銀行系カードローンの利用条件を見ると、「〇〇保証会社の保証が受けられる方」という記載があります。しかも、この保証会社にはアコムやSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)など消費者金融の名前が書かれていることもあります。

これは一体なぜなのか?疑問に思う方もいるでしょう。ここでは、銀行系カードローンと保証会社の関係について解説をしていきます。

保証会社の役割とは

保証会社の主な役割は「審査」と「債権の保全」です。保証会社は万が一、利用者がお金を返せなくなった時に代わりに銀行に支払いをしてくれます。これで借入がなくなったわけではなく、債権が保証会社に移っただけです。その後、払っていないお金を支払って下さいという通知などが保証会社から来ることになります。

つまり、銀行カードローンの場合、銀行は貸し出しの窓口、保証会社は審査や返済、顧客の管理をしているのです。よく、保証会社が消費者金融なら消費者金融系カードローンでキャッシングするのも銀行系カードローンでキャッシングするのも変わらいないという誤解が生まれるのですが、これは大きな違いがあります。

銀行系カードローンは銀行法という法律に則って業務を行い、消費者金融系カードローンは貸金業法という法律に則って業務を行っています。大きな違いは貸金業法には総量規制というものがあり、年収の3分の1までしか融資が出来ないことになっています。これに対して、銀行法にはこの決まりはないので年収の3分の1以上の融資が可能です。

窓口が違うと法律も異なるのです。また、保証会社も色々あり、専業で行っているところもあれば消費者金融の付随業務として行っているところもあります。モビットは保証会社も付随していて、現在はエム・ユー信用保証会社に一部承継をしています。

モビットが保証会社となっているカードローンについて

モビットから承継されたエム・ユー信用保証会社が保証業務を行っている銀行は2016年6月時点でカードローン21行、フリーローン12行にもなります。代表的なところで、東京三菱UFJ銀行をはじめ、千葉銀行、秋田銀行、山口銀行など地方銀行もエム・ユー信用保険会社が保証業務を行っています。

なぜ、消費者金融が保証会社をしているのか?

カードローンは無担保、保証人不要という特性を持っているのになぜか銀行系カードローンの利用条件に「〇〇保証会社の保証を受けられる方」ということが書かれています。

さらにその保証会社には消費者金融の名前が書かれていることがあります。ちょっと不思議に思う方もいるかもしれませんね。元々銀行は担保のある融資を行っていました。住宅ローンは不動産を担保に、個人であれば定期預金などが担保になることもあります。

しかし、ここ最近では銀行も無担保、保証人不要のカードローンを始めました。担保のない融資のリスク管理をしたことのない銀行は保証会社として消費者金融のノウハウを使用することにしたのです。

また、融資をする際に指定信用情報機関に登録してある信用情報を参照するのですが、銀行は貸金業者ではないため指定信用情報機関に加盟することが出来ません。その為、保証会社の力を借りて審査を行ってもらっているというわけです。

消費者金融は一時期高金利が問題となり、多くの会社が倒産、縮小を余儀なくされました。その過程で資金の多い銀行の子会社となった消費者金融もあります。せっかくなら子会社にした消費者金融を保証会社とし、業務の一部を委託した方が良いですよね。

消費者金融が保証会社の業務を行うことで、銀行は資本の提供や窓口業務を行い、消費者金融は個人融資のノウハウを提供しています。つまり銀行と消費者金融はそれぞれの強みを生かして支え合っているのです。

銀行のメリット

・個人融資のノウハウが手に入る

・信用情報機関の情報が閲覧可能となる

・業務を分けることで貸出業務に専念できる

上記のように、保証会社を別にすることで銀行には多くのメリットがあります。元々は消費者金融の高金利融資が問題となり、法改正がされた時に経営危機に立たされ、それを銀行が助ける形で提携や子会社化されていきました。

しかし、銀行自身も融資業務の拡大を図り、小口の個人融資に乗り出したいという思いがありました。しかし、ノウハウのない銀行は思うように出来ません。そこで、個人融資のノウハウを貰い、信用情報の閲覧を可能とし、さらに業務を分けることで窓口業務に専念できるようになったのです。

最近、即日融資可能という銀行系カードローンが増えましたが、これは消費者金融のシステムなどを利用して可能となったものです。逆に言えば消費者金融のシステム、ノウハウがなければ銀行系カードローンは成り立たなかったと言っても良いでしょう。

保証会社の審査で注意をすべき点

保証会社が別に設けられていても手続き上特別なことはいりません。何か別の契約が必要なわけでも、特別な書類が必要なわけでもありません。しかし、審査の際、銀行系カードローンは各銀行の基準で審査され、消費者金融系カードローンは各消費者金融の基準で審査されます。

保証会社が消費者金融だからと言って審査が甘くなることもありません。各金融機関それぞれ違う審査基準を設けていて、その基準は公表されていません。

しかし、一般的に銀行系カードローンの方が審査は厳しいと言われています。なぜなら銀行は個人融資以外にもたくさんの収入源があり、多くの人に融資しなくも問題ないからです。

逆に消費者金融は個人融資が専門です。そのため、より多くの人に融資をして利益を得たいと思っています。そのため、審査基準が銀行と異なると言われています。

銀行は資本力もあり、厳選した融資を行っているため、その分金利が低く設定されています。借り入れに対して懸念材料がない人は銀行系カードローンがオススメですし、少し懸念材料があるなら消費者金融系カードローンがオススメです。それぞれの特性を知ってキャッシングを利用すると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。銀行系カードローンに申し込むと消費者金融の名前の入った保証会社の記載があり、どういう仕組みなのか疑問に思う方も多いと思います。また、そのため、銀行系カードローンと消費者金融系カードローンは同じものと勘違いしてしまう方もいます。

しかし、中身を知れば納得してもらえたかと思います。また、中身を知ることでその活用法も理解してもらえたかと思います。カードローンの裏側を知り、賢く利用しましょう。