カードローンの金利の計算方法と返済時の金利を抑える方法

生活していると、何かの事情で急にお金が必要になることがあります。お金に困ったとき、スピーディーに融資してくれるカードローンは大変便利でありがたいものです。けれど、金融機関からお金を借りた場合には、利息という名の手数料がかかることを忘れてはいけません。

利息は金利をもとに計算されますから、カードローンは低金利のものを選びたいと誰もが思うでしょう。低金利のカードローンとしては、銀行系カードローンがあります。

ここでは、カードローンの金利や低金利の銀行カードローンについて説明しています。カードローンの申込をする際には、金利を含めてシミュレーションしておくことも大事ですから、カードローンの金利計算についても理解しておきましょう。

大手銀行カードローンはやっぱり低金利!

・キャッシングするなら銀行カードローンがお得

急にお金が必要になった場合に、カードローンでキャッシングするという方法があります。カードローンには銀行系カードローンと消費者金融系カードローンがありますが、金利が低くてお得なのは銀行系カードローンです。

カードローンサービスは大手都市銀行、ネット銀行などを中心に、多くの銀行で提供されています。カードローンは、事業性資金以外なら使途も自由になっていますから、様々な理由でお金を借りたいときに、誰もが利用しやすいサービスです。

・大手銀行カードローンの金利

カードローンの金利とは、実質年利率(1年借りた場合にかかる利息・手数料の割合)のことです。銀行系カードローンの金利は、同じ銀行でも利用者によって違います。どの金利が適用されるかは、申し込み時に、利用限度額などと合わせて審査の結果設定されます。

初めての借入れの場合には、通常、利用限度額低め、金利高めになりますから上限金利が適用されます。借入実績を積むことにより、利用限度額が上がり、金利も下がることになります。

主な銀行カードローンの金利については、以下のとおりです(2016年6月1日現在)。

名 称 実質年利率(%) 最大限度額(円)
三菱東京UFJ銀行カードローン 4.6~14.6 500万
三井住友銀行カードローン 4.0~14.5 800万
みずほ銀行カードローン コンフォートプラン
3.5~14.0
エグゼクティブプラン
3.0~7.0
1000万
りそな銀行カードローン プレミアムカードローン
3.5~12.475
クイックカードローン
9.0~12.475
プレミアムカードローン
800万
クイックカードローン
200万
オリックス銀行カードローン 1.7~17.8 800万
楽天銀行スーパーローン 4.9~14.5 500万
住信SBIネット銀行ミスターカードローン プレミアムコース
1.89~7.89
スタンダードコース
8.39~14.69
プレミアムコース
1000万
スタンダードコース
300万
ソニー銀行カードローン 2.5~13.8 800万
じぶん銀行カードローン 2.4~17.5 800万
イオン銀行カードローンBIG 3.8~13.8 800万

・銀行系カードローンは審査が厳しい

お金を借りたいときに、低金利の銀行系カードローンが利用できれば安心です。けれど、銀行系カードローンは審査が厳しくなっていますから、必ず貸してもらえるとは限りません。「勤務年数が少ない」「パートなどの非正規雇用で働いている」「信用情報に傷が付いている」など審査におけるマイナス要因のある人は、審査に落ちる可能性もあります。

銀行系カードローンと他の金融機関の金利比較

・消費者金融系カードローンの金利

消費者金融系カードローンは、銀行カードローンに比べて上限金利が高くなっています。利息制限法では100万円未満の場合の金利の上限が18.0%となっていますが、消費者金融系カードローンの上限金利も18.0%に近くなっています

主な消費者金融の金利は、次のとおりです(2016年6月1日現在)。

名 称 実質年利率(%) 最大限度額(円)
アコム 4.7~18.0 500万
プロミス 4.5~17.8 500万
アイフル 4.5~18.0 500万
モビット 3.0~18.0 800万

・消費者金融は無利息キャッシングで得すること

消費者金融系カードローンは、銀行系カードローンに比べて金利が高めになっていますが、その代わり、一定期間は利息が発生しない無利息サービスを行っているところが多くなっています。短期間で返せる見込みがあるのであれば、消費者金融系カードローンがお得になることもあります。

・クレジットカードキャッシングの金利

クレジットカードのキャッシング枠を利用してお金を借りる方法もあります。クレジットカードのキャッシング枠の上限金利は、消費者金融と同様の18%と、高めになっています

クレジットカードは主にショッピング目的で利用するためのもので、キャッシングはオプションとも言えます。キャッシング枠が設けられている場合でも、借入限度額は少なめになっています。銀行系カードローンのように低金利でキャッシングできるクレジットカードはないと言っても良いでしょう。

銀行系カードローンはどんな特徴があるの?

・銀行系カードローンは低金利が魅力

銀行系カードローンは、上限金利が14%前後となっており、消費者金融系カードローンよりも低金利です。消費者金融からの借り換えにも利用できるものがあり、金利の負担を抑えたいときに効果的なカードローンです。

・保証会社の保証を受ける必要がある

銀行カードローンの申し込み条件には、「指定の保証会社の保証を受けられる方」と記載されていることが多くなっています。銀行カードローンを利用する際には、連帯保証人を付ける必要はありませんが、その代わり銀行指定の保証会社の保証を受けなければならないのが通常です。保証会社の保証を受けるためには、保証会社の審査に通過しなければなりません。つまり、銀行カードローンを利用するためには、銀行だけでなく、保証会社の審査に通らなければならないことになります。

ちなみに、銀行の保証会社としては、同系列の消費者金融が指定されています。銀行には少額融資のノウハウがないため、消費者金融を保証会社としてつけて審査を行うことにより、スピード融資を可能にしているのです。

・普通預金口座開設が必要な場合もある

銀行カードローンを利用するには、その銀行で普通預金口座を持っていることが前提となっているところがあります。この場合、他の銀行の口座を振込口座や引落口座に設定することはできません。口座を持っていない場合には、カードローン申し込み時に口座開設の手続きも必要になります。

・キャッシュカードにカードローン機能が付けられることも

銀行でカードローンを申し込む場合には、別にカードローン専用カードを発行してもらうのではなく、キャッシュカードにカードローン機能を付けられるところもあります。この場合、既にキャッシュカードを持っている銀行であれば、審査に通過すればすぐにキャッシュカードを使ってキャッシングすることも可能になります。

金利を抑える返済方法

・カードローンの返済方式

カードローンでは、元利定額方式と言って、元金と利息の合計額が一定になるように毎月返済を行うのが一般的です。元利定額方式の中でも、多くの金融機関で採用されているのが、残高スライド元利定額リボルビング方式(残高スライドリボルビング方式)という返済方式です。これは、借入残高の区分に応じて定められた額を毎月返済する返済方式になります。

・残高スライドリボルビング方式のデメリット

残高スライドリボルビング方式は、利用者にとっては、元本がなかなか減らないというデメリットがあります。毎月の返済額には利息と元本の両方が含まれていますが、利息は優先的に支払う必要がありますから、元本にあてられる分が少なくなります。残高スライドリボルビング方式では、借入残高の減少に伴って返済額も減るしくみになっており、常に返済額に占める利息の割合が大きく、元本が減るスピードが遅いのです

・できるだけ追加返済や繰り上げ返済を行う

カードローンの金利を抑えるためには、できるだけ早く元本を減らすことが肝心です。利息の額は、借入額が大きくなるほど、借入期間が長くなるほど、多くかかってきます。残高スライドリボルビング方式で、毎月指定された返済額だけ払っていれば、元本がなかなか減らず、借入期間が長くなってしまいます。つまり、契約どおりの返済では、金利の負担が大きくなってしまうのです。

カードローンでは、毎月の返済額は最低返済額ですから、それよりも多い額を返済してもかまいません。金利の負担を抑えるためには、余裕のあるときには追加返済や随時返済をし、完済できる状態になったら繰り上げ返済してしまうのが最も効果的です。高金利のカードローンでも、借入期間を短くすることで、利息を大きく減らすことが可能になります。

・カードローンは低金利でも借入期間が長くなれば利息が増える

カードローンは低金利のものがいいと、金利だけ見て商品を選ぶ人もいると思います。けれど、いくら金利が低くても、借入期間が長くなってしまえば、その分利息を支払わなければなりませんから、損してしまうことになります。

低金利のカードローンを選んでも、毎月の返済額をできるだけ多くして早く完済することを目指さなければ、低金利の恩恵は受けられません。カードローンを選ぶ際には、単に金利を比較するだけでなく、毎月返済可能な額を考え、トータルで支払う利息の額をシミュレーションしてからにするのがおすすめです。

カードローンの金利計算方法

・カードローンの利息は日割り計算する

カードローンで金利として表示されているのは、1年借りた場合にかかる利息・手数料の割合(実質年率)になります。たとえば、金利14%で100万円を借りて1年後に返済する場合には、利息の額は14万円になります。

しかし、カードローンでは借りた後1年間返済しなくて良いということはありません。返済は毎月行うことになりますから、利息額はこの実質年率をもとに日割り計算して出すことになります。つまり、利息の計算式は下記のとおりです。

利息=借入残高×実質年率÷365×借入日数

これにより、金利14%で100万円を借入し、30日後に返済するときの利息は、

100万×0.14÷365×30≒11506(円)

となります。

・カードローンでは返済の都度残高が変わる

元利定額方式のカードローンでは、毎月の返済額は一定ですが、元金の返済額は一定ではありませんから、いくら元金が減ったのかがわかりにくくなっています。利息を計算するときにも、まず返済により元金がどれだけ減ったのかを確認し、借入残高を出してから計算しなければなりませんから、非常にややこしくなってしまいます。

カードローンで完済までに支払う利息の額や完済までの期間を確認するためには、計算ソフトを使ってシミュレーションしてみる必要があります。返済額シミュレーションは、金融機関のホームページでできる場合もあります。

・カードローン金利計算をしてから申込み

カードローンでは、単に金利の高い低いを見るのではなく、毎月の返済額から金利計算をし、具体的な利息の額を把握した上で申込するのがおすすめです。低金利のカードローンでも、毎月の返済額が少なければ、借入期間が長くなり、利息額が大きくなってしまいます。逆に、多少金利が高めでも、毎月多くの額を返済すれば、早く完済できますから、トータルで支払う利息額が少なくなります。

毎月返済可能な額にも上限があると思いますから、まずは無理のない返済額を考える必要があります。カードローンを申し込むなら、無理な借入れや返済は避けるようにし、計画的な利用を心がけるようにしましょう。

まとめ

カードローンを申し込むときには、金利にばかり注目してしまうことがあります。しかし、いくらカードローンが低金利でも、返済方法によっては利息の負担は大きくなってしまいます。

カードローンを選ぶときには、金利だけでなく、毎月の返済額も含めてトータルな視点で考える必要があります。カードローンの金利計算をした上で、できるだけ利息の負担が少なくなる方法を考えましょう。