返済額を抑えたい人向けカードローンを魅力的に感じない方はいません。しかし、お金を借りるときは、どうしても借りることばかりに目を向けてしまうもの。こちらではそんな方に向けて、少しでも有利なキャッシングとの付き合い方をお教えします。
返済額を抑えるためには、「繰り上げ返済を利用すること」、「低金利のキャッシングを利用すること」が特に重要になってきます。その二つをメインに据え、返済額を抑えた借り入れ方法を掲示します。
Contents
月々の最低返済額が低いカードローン
こちらでは月々の返済額が5,000円以内になる大手のカードローンを幾つか紹介します。返済額に関しては、借入額によっても影響を受けるのでいくらで借り入れた場合に5,000円以下の返済額になるのか、といったところを明らかにします。
※50,000円以上の借り入れを行った場合の最低返済額を記載。
・プロミスの最低返済額・・・月々2,000円
プロミスは借入残高に一定のパーセンテージをかけることで返済額を算定しています。借入額が30万円未満の場合には、3.61%(1,000円未満切り上げ)で対処してくれます。
仮に50,000円を借り、その3.61%は1,805円です。1,000円未満は切り上なので、2,000円が該当する約定返済額となります。
・アコムの最低返済額・・・月々3,000円
アコムは契約利用限度額によって毎月の最低返済額の計算方法が異なります。30万円までは、借入金額の4.2%以上(1,000円未満切り上げ)に設定されています。30万円から100万円までであれば3.0%以上(1,000円未満切り上げ)、100万円超の場合は2.0%以上(1,000円未満切り上げ)に設定されています。
利用限度額が30万円以下であれば、50,000円借りたケースはその4.2%が毎月の最低限歳額となります。2,100円になるわけですが、1,000円未満切り上げなので、3,000円が毎月の最低返済額となります。
・アイフルの最低返済額・・・月々4,000円
アイフルの場合は、サイクル制であるか約定日制であるかで返済金額が変化してきます。借入金額が10万円以下であった場合には、サイクル制は5,000円が月々の最低返済額になります。一方で約定日制は4,000円に設定されています。
・SMBCモビットの最低返済額・・・月々4,000円
SMBCモビットは借入残高によって返済額が決定するシステムとなっています。借入残高が10万円以下である場合には、月々の返済額が4,000円に設定されています。
・ノーローン最低返済額・・・月々2,000円
ノーローンは借入残高と契約利用限度額設定によって、月々の返済額が細かく変動してきます。
借入残高が10万円以下で100万円超の利用限度額設定となると、月々の最低返済額は2,000円から3,000円となります。
返済額を抑えるためのポイントとは?
・大前提|必要なお金以外は借りないこと
借入金額が高くなってしまえば高くなってしまうほど返済金額も高額化してしまいます。利息金も借り入れ多額にかかってくるので、少額借入で済ませられれば返済しなければならない利息金も少なく済むのです。
実際には20,000円の利用で済むのに、余裕を持って50,000円借りてしまう、といった方もいるでしょう。20,000円で済ませておけば、20,000円分の利息しか発生しません。一方で、50,000円利用してしまえば、50,000円に利息がかかってきてしまうのです。
どうしても必要以上に借りすぎてしまう、といった方は利用限度額を低く抑えましょう。10万円や20万円程度に抑えておけば、高額の利用をして返済を難しくしてしまうような心配も少なくなります。
※申し込み時に利用限度額を高く設定してしまったとしても、あとから利用限度額を低く設定してもらうことは可能です。各キャッシングのフリーダイヤルなどを利用して、希望を伝えてみましょう。
・繰り上げ返済を利用すること|全額返済もおすすめ
利息は借金残額にかかってくるわけですが、日割り計算なので1日ごとに発生していくことになります。繰り上げ返済を利用すると、早めに返済を終えることが出来ます。
たとえば、繰り上げ返済を利用して3ヶ月早く返済が終われば、その3ヶ月分の支払うべき利息金な発生しないで済むのです。
資金に余裕が有る場合には、全額返済する方法もあります。全額返済をしてしまえば、今後の返済は一切ありません。借金もなくなるので今度利息が発生することもなくなるのです。
・利息の低いキャッシングサービスを利用すること
借金元金は必ず返済しなければなりません。それはどこのサービスでも同じことです。
一方で、各キャッシング業者で異なってくるのが設定されている実質年利率です。実質年利率は借金残額にかかってくるもので、毎月の返済額のも影響を与えてしまう可能性があります。
返済額を抑えたいのであれば、実質年利率が低いところを利用する、といったことが極めて重要なのです。
利息の低いキャッシングサービスですが、例えば銀行カードローンがあります。銀行カードローンであれば、最高実質年率が15.0%弱程度に設定されていることも多いです。
一方で、消費者金融やクレジットカードの場合は、実質年利率が18.0%程度に設定されていることも少なくありません。
返済額を抑えたい人向けカードローンは銀行カードローンである、といったこともいえるわけです。
・返済日を守ること
返済日に遅れてしまうと、通常の実質年率よりも高い遅延損害金が設定されてしまいます。通常の最高実質年率が18.0%であるキャッシングを利用したとしても、遅延損害金が20.0%に設定されているケースが多いのです。
予定よりも大きな返済金を支払うことになってしまうので、遅延損害金を支払うような状態にしない、といったことが重要になります。
【各キャッシングサービスの遅延損害金】
・アコム・・・20.0%
・アイフル・・・20.0%
・プロミス・・・20.0%(実質年利率)
・SMBCモビット・・・20.0%
・ノーローン・・・20.0%
・三井住友銀行カードローン・・・年19.94%
・みずほ銀行カードローン・・・年19.9%
・新生銀行カードローン レイク・・20.0%
・りそなプレミアムカードローン・・・14.0%
・三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイック・・・借入時の実質年利率のまま
・楽天銀行スーパーローン・・20.0%
・じぶん銀行じぶんローン・・・18.0%
・ジャパンネット銀行ネットキャッシング・・・20.0%
・住信SBIネット銀行Mr.カードローン(プレミアムコース)・・・20.0%
・ソニー銀行のカードローン・・・14.6%
・イオン銀行カードローン BIG・・・19.8%
消費者金融大手は、すべて20.0%に設定されていることが分かります。一方で銀行カードローンに関しては、20.0%に設定しているところもあれば、遅延損害金自体を別個に設定していないところ(三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイック)もあります。
遅延損害金を見ても、銀行カードローンのほうがお得な借り入れができるのではないか、といったことが見えてきました。
・利用限度額を高額に設定してもらう
前述した「必要なお金以外は借りないこと」といったものと矛盾してしまうのですが、利用限度額を高額に設定してもらえれば有利な借り入れができるチャンスが有ります。
実は実質年利率ですが、基本的に利用限度額が高くなればなるほど有利になるのです。
まず注目して欲しいのが、利息制限法です。利息制限法は、借入金額によって最高実質年率を指定しています。
【利息性解法の定める実質年利率】
・借金元金が10万円未満のケース・・・20.0%が上限
・借金元金が10万円以上100万円未満のケース・・・18.0%が上限
・借金元金が100万円以上のケース・・・15.0%が上限
たとえば利用限度額が50万円であれば、最高実質年利率は18.0%になります。しかし、利用限度額が100万円であれば、15.0%に引き下がるのです。
※利息制限法は、消費者金融やクレジットカードといった実質年利率が高く設定されやすいところにも適用されます。
利用限度額設定と実質年利率の関係は実例を上げたほうが分かりやすいので、ソニー銀行カードローンの場合を以下に掲示します。
【ソニー銀行カードローンの利用限度額と実質年利率の関係性】
・利用限度額:10万円から50万円まで・・・実質年利率:13.8%
・利用限度額:60万円から90万円まで・・・実質年利率:12.8%
・利用限度額:100万円・・・実質年利率:9.8%
・利用限度額:150万円・・・実質年利率:9.0%
・利用限度額:200万円・・・実質年利率:8.0%
・利用限度額:300万円・・・実質年利率:6.0%
・利用限度額:400万円・・・実質年利率:5.0%
・利用限度額:500万円・・・実質年利率:4.0%
・利用限度額:600万円・・・実質年利率:3.5%
・利用限度額:700万円・・・実質年利率:3.0%
・利用限度額:800万円・・・実質年利率:2.5%
利用限度額が50万円であれば、最高実質年利率の13.8%が設定されます。
最高利用限度額の800万円が設定されれば、最低実質年利率の2.5%が設定されるのです。
高額の利用限度額を設定してもらうためには、それなりの年収があることを証明するために収入証明書類を提出しなければなりません。さらに属性などを厳しく判断されるので、雇用形態に問題があったり、勤続年数に問題があったりすると、高額の利用限度額を設定してもらうのは難しいです。
繰り上げ返済は長期的に見るとどれくらい得するのか?
・シミュレーションしてみよう
繰り上げ返済は借金残額を減らすことになるので、実際に利息金の支払いを抑えられることになります。それは分かっていても、実際にどれくらい有利になるのか、といったことはなかなか見えてきません。そんな時には返済シミュレーションを利用するのがおすすめです。
たとえば、
・繰り上げ返済額・・・10万円
・繰り上げ返済前返済完了予定期間・・・12ヶ月
・実質年利率・・・17.8%
上記で計算してみましょう。プロミスの返済シミュレーションを利用して算定してみると、12ヶ月分の該当利息は「9,894円」であることがわかりました。
要は、上記の上記で繰り上げ返済を実行すると、予定よりも10,000円近く返済額を減らせるわけです。10万円を繰り上げ返済して10,000円ですから、いかに繰り上げ返済が大きなメリットを生むかが分かります。
もう少し大きな額で、もう一度シミュレーションしてみましょう。
・繰り上げ返済額・・・30万円
・繰り上げ前返済完了予定期間・・・24ヶ月
・実質年利率・・・17.8%
上記で計算すると、該当した利息金が「58,746円」にもなります。金額が大きくなり、返済予定期間が長いケースでは、繰り上げ返済の威力が更に大きくなる、といったことがわかったと思います。
※ちなみに住宅ローンであれば、途中で高額の繰り上げ返済を実施すると100万円単位で利息金をカットできることもあります。
・余裕があれば全額返済もしてみよう
消費者金融が銀行カードローンでは、随時全額返済にも対応しています。全額返済は、残りの借金額をその時点で全額支払ってしまうものです。今後支払うと予定されていた利息金が一切支払わないで良い状態になります。
ちなみに、利息は借り入れした翌日から発生するものになります。たとえば、午前中に50,000円を借りて、午後に50,000円を返却すれば利息金は1円も発生しない、といった状況になるのです。
50,000円を借り入れた場合ですが、プロミスの場合では月々2,000円の返済をしていくことになります。2,000円の約定返済のみでは長期的な返済をしていくことになるのです。想定されている返済期間は36回程度です。
仮に50,000円を36回で返済すると(実質年率17.8%)、プロミスの返済シミュレーションでは利息金が「14,874円」と算出されました。
50,000円借りて15,000円近い利息を支払うことになるのは痛いです。しかし、全額返済を早い段階で行えば、その利息金を支払うこともなくなるわけです。
低金利で借りられるオススメの金融機関
返済額を抑えるためには、少しでも金利が低いところを利用しなければなりません。こちらでは、最高実質年利率に注目して有利な設定になるキャッシングサービスを紹介します。
それぞれのサービスの実質年率はどのくらいに設定されているのかを確認して、利用するところを探しだしてみましょう。
・低金利金融機関その1|ソニー銀行のカードローン
- ・最低実質年利率・・・2.5%
- ・最高実質年利率・・・13.8%
銀行カードローンであり、圧倒的な低金利を実現しています。最高利用限度額は800万円に設定されており、即日借入も可能です。専業主婦やパート・アルバイトの利用もできるなど、特に大きなデメリットはありません。
コンビニATMの利用が出来ますし、初回振込みサービスであればカードを発行される前に融資してもらえます。他にも、選択日が幾つかの候補の中から選べる{2日、7日、12日、17日、22日、27日から選択可能}といった特徴も見逃せません。
・低金利金融機関その2|三井住友カードゴールドローン
- ・最低実質年利率・・・3.5%
- ・最高実質年利率・・・9.8%
最高実質年利率が10.0%を切っています。消費者金融と比較すると、半分程度の利息金しか発生しない、といったうれしい特徴があるカードローンです。しかも、1年間返済に遅れるようなことがなければ次年度から適用実質年利率が0.3%引き下げられる、と言ったメリットも有ります。
最高利用限度額は700万円に設定されています。
【三井住友カードゴールドローンのデメリット】
貸し出しまでに時間がかかりすぎる、といったデメリットが有ります。融資までには4週間程度の時間を要すこともわかっており、すぐに借り入れしたい、という方には向いていません。
銀行カードローンではありますが、専業主婦の利用もできません。利用条件が比較的厳しく設定されているのです。
・低金利金融機関その3|みずほ銀行カードローン
- ・最低実質年利率・・・年2.0%
- ・最高実質年利率・・・年14.0%
※住宅ローンの利用で、金利が年0.5%引き下げになります。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。
銀行カードローンとしても低めの実質年利率に設定されています。最高でも年14.0%なので、消費者金融と比べると、年4.0%程度も有利な借り入れが可能です。
利用限度額も有利な設定となっており、最大で800万円まで対応可能です。金利も有利で低金利貸付にも対応してくれている銀行カードローンの一つです。
【みずほ銀行カードローンのデメリット】
利用に口座開設が必要なのは、他の銀行カードローンでも多く見受けられます。しかし、みずほ銀行カードローンの場合は、みずほ銀行の普通預金口座を開設するのに時間がかかってしまうのです。利用開始まで2週間程度必要になりますので、融資を早く受けたい、といった方の利用は適していません。
ATM手数料の問題もあります。銀行カードローンは提携ATMの利用を無料としているところもあるのですが、みずほ銀行カードローンの場合は1回の利用ごとに108円から216円も発生してしまいます。
・低金利金融機関その4|楽天銀行スーパーローン
- ・最低実質年利率・・・4.9%
- ・最高実質年利率・・・14.5%
銀行カードローンの最高実質年利率の中では平均的な部類に入ってきますが、消費者金融やクレジットカードと比較すると有利に設定されています。
ネットバンクのカードローンなので、インターネットで利用できる、といったメリットもあります。
利用限度額は500万円に設定されています。
【楽天銀行スーパーローンのデメリット】
申し込みがインターネットからのみの対応となっています。ネットが頻繁に利用できる方でなければ、申し込み自体がしにくい状態です。
審査のスピードに関しても少し問題があると言わざるをえません。ネットバンクであるならば、審査スピードが早くてしかるべきと思うところですが、最短当日とはしていますが、2営業日かかってしまうケースも報告されており、なるべく早く融資を受けたい、という方には適しません。
・番外編|消費者金融の中では低金利であるプロミス
- ・最低実質年利率・・・4.5%
- ・最高実質年利率・・・17.8%
ここまで紹介してきた銀行カードローンよりはかなり高く設定されていることが分かります。しかし、他の消費者金融と比較すると、最高実質年利率が低く設定されている、といった事実があるわけです。17.8%ですが、他の大手消費者金融は18.0%に設定しています。0.2%有利に設定されているのです。
最高利用限度額に関しては、500万円とされています。
プロミスは、銀行カードローンではないので、口座を作る必要はありません。無人契約機などもあり、その日のうちにカードを発行してもらうことも可能です。即日融資にも対応しており、すぐに借りたい方に向いているキャッシングサービスの一つといえます。
【プロミスのデメリット】
銀行カードローンと比較すると、最高実質年利率が高めに設定されているところです。返済額を抑えたい人向けカードローンを探している方に本当におすすめできるのか、と言われればうなずけないのが正直なところです。
銀行カードローンと違い高額融資をしてもらおうと思うと、収入証明をしなければならない所も問題です。銀行であれば100万円超や300万円超の設定をした場合のみ収入証明書類の提出が求められます。しかし、プロミスの場合は50万円を超える場合に提出を求められてしまうのです。
利息の計算方法を知る
・利息の計算式
【借金残額×実質年利率÷365(日)×前回返済日からの日数(日)】
上記の式にそれぞれ当てはめていけば、該当する期間の発生する利息金額が簡単に計算できます。
たとえば、
・借金残額・・・70万円
・実質年利率・・・18.0%
・前回返済日からの日数・・・30日
上記を当てはめて計算してみましょう。
「700,000円×18.0%÷365日×30日」といった計算式になり、計算結果は「10,356.1643835・・・」となります。
利息金は基本的に端数切り捨てなので、「10,356円」が該当する利息額となります。
注意して欲しいのが、借金残額は返済が行われていくたびに変化していく、といったことです。毎月の返済額には、借金元金返済分と、利息の返済分に分かれています。借金元金は減っていくので、毎月該当する利息金額も減っていきます。もちろん、追加借り入れをした場合には、再び該当する利息金は増えることになるのでその点は覚えておきましょう。
・楽な計算式について
基本的にキャッシングの返済日は月に1回となっています。ですから、12ヶ月で割ってしまう計算方法もあります。
【借金残額×実質年利率÷12(ヶ月)】
前述した、
・借金残額・・・70万円
・実質年利率・・・18.0%
の条件で計算してみると、「700,000円×18.0%÷12」となり、結果は「10,500円」でした。完璧な結果を求めることは出来ませんが、一定の精度がある計算方法です。簡単にでも利息額を把握したい時には、こちらの方法を採用しましょう。
・近年では「35日ごと」の返済に設定しいているキャッシングサービスあり
返済日の間隔は、基本的に月に1回なので、30日や31日毎に設定されるわけです。しかし、近年ではキャッシングサービスによっては返済日を35日毎に設定しているケースも珍しくなくなりました。
仮に35日毎の返済日が設定されているが場合は、前述した前回返済日からの日数を35日にして計算して下さい。
返済額を抑えたい!と思っている人が絶対にやってはいけないこと
・返済日を忘れてしまう
返済ができない場合は仕方ありません。しかし、返済日をうっかり忘れてしまい、返済し忘れてしまう、といったことは避けるべきです。
返済に遅れてしまうと、遅延損害金が適用されてしまい、通常よりも高い実質年利率が設定されてしまうのです。
遅延損害金の設定は返済の遅れが解消されるまで続いてしまうので、早急に返済を実施して滞納状態を解除して下さい。
・返済期間を伸ばしてしまう
おまとめローンや借り換えローンを利用することで、返済額を抑えるといった方法もあります。おまとめローンや借り換えローンは、基本的に実質年率が低めに設定されている、といったメリットが有るのです。
注目して欲しいのが、返済期間の再設定です。おまとめローンや借り換えローンを利用する時は、返済期間を自分で決められるわけです。返済期間を短くすることも、伸ばすことも出来ます。
問題となってくるのが、返済期間を伸ばしてしまうケースです。
返済期間を引き伸ばしてしまうと、適用される実質年率が低くなったとしても、支払う利息額が増えてしまうことがあるのです。
以下の条件でシミュレーションしてみましょう。
・借金額・・・50万円
・返済期間・・・12ヶ月(12回)
・実質年利率・・・18.0%
【返済総額549,312円】
借り換えローンやおまとめローンを利用したと想定し実質年利率を引き下げた一方で、返済期間を伸ばした状態でシミュレーションしてみます。
・借金額・・・50万円
・返済期間・・・15ヶ月(15回)
・実質年利率・・・15.0%
【返済総額550,561円】
※シミュレーションには、アコムのホームページに用意されているものを利用しました。
僅かな違いではありましたが、返済期間を伸ばしたところ、実質年利率が3.0%も低くなったにも関わらず返済金額が増えているのです。おまとめローンや借り換えローンを利用する時には十分に注意してください。
・無理をして繰り上げ返済を実施してしまう
いくら返済額を抑えたいからといって、お金がないのに繰り上げ返済をしてはなりません。約定返済にしわ寄せがきてしまい、滞納状態を招いてしまうかもしれないのです。
余裕が有る場合のみ、繰り上げ返済を利用してください。