カードローンの審査基準と審査に通過するために準備しておく事まとめ

お金に困ったときに、銀行や消費者金融などで申し込みできるのがカードローンです。カードローンを申し込めば、担保や連帯保証人不要で、利用限度額まで何度でもお金を借りることができますから、大変便利です。

ところで、カードローンを申し込んでも、断られる場合があります。カードローンを利用するためには、それぞれの金融機関の審査に通らなければならず、審査基準をみたさない場合にはお金を貸してもらえません。

ここでは、カードローンの審査基準がどうなっているのかといった基本的なことから、審査に通過しやすい人、落ちやすい人の特徴などをまとめています。カードローンの申し込みが初めての方も、審査が不安な方も、ぜひ参考にしてください。

カードローンの基本的な審査基準について

・安定した収入がないと借りられない

カードローンの審査でいちばん問題になってくるのは、安定した収入があるかどうかという点です。金融機関側も、当然ですが、貸したお金は返してもらわなければ困ります。貸したお金を返せる能力があるかどうかは、原則的に安定した収入があるかどうかで判断します。

安定した収入というのは、正社員で働いているということとは違います。また、収入金額がいくら以上と決まっているわけでもありません。パート、アルバイト、派遣社員、契約社員などでも、毎月コンスタントにお給料が入ってきていればOKということです。

なお、専業主婦の場合には例外的に、自分自身に収入がなくても、夫に安定した収入があれば、カードローンでお金を貸してもらえるケースがあります。

・勤務年数も重視される

カードローンの審査では、収入だけを見るわけではありません。特に重視されるのは、勤務年数です。厳密な審査基準は各社で違いますが、カードローンの審査に通るためには、少なくとも1年以上の勤務年数があった方が良いと言われています

そもそも、給与収入があると言っても、ここ1ヶ月や2ヶ月しかお給料をもらっていないのであれば、安定した収入があるとは言えない状態です。安定した収入と言うためには、何ヶ月も続けてお給料が入ってきている実績が大事になります。つまり、単に現在働いているというだけではダメで、ある程度の勤務年数が必要ということです。

・属性スコアリングと信用情報により審査が行われる

カードローンに申し込みすれば、スピーディーに審査が完了するため、最短即日融資を受けることも可能になっています。審査を迅速化するために、金融機関では属性スコアリングという審査方式を採用しています。属性スコアリング方式では、申込者に職業や勤務年数などの属性で点数をつけ、一定以上の点数を獲得した人を審査に通すことになります

さらに、属性スコアリングだけでは表面的な情報しかわかりませんから、信用情報の確認を行います。個人の信用情報は、各金融機関が加盟している信用情報機関に情報照会することによって確認できます。属性スコアリングの点数が良くても、信用情報機関に金融事故などの情報が登録されていれば、審査に落ちてしまうことになります。

・銀行カードローンでは保証会社の審査もある

カードローンでは連帯保証人は必要ありませんが、その代わり銀行カードローンの場合には、提携している保証会社(保証業務を行っている消費者金融や信販会社)の保証を受ける必要があります。もちろん、保証会社も誰でも保証してくれるわけではありませんから、個人の信用について慎重に審査を行います。つまり、銀行カードローンを利用する場合には、銀行と保証会社の両方の審査を受け、それに通らなければならないということになります。

スムーズに審査を通過するための準備物

カードローンを申し込む前には、ホームページなどで申込方法を確認しておくとスムーズです。特に注意しておきたいのは以下のような点になります。

・本人確認書類は必須

申し込み時の必要書類として、本人確認書類は申込者全員に提出が要求されます。本人確認書類としては、有効な運転免許証があればそれだけでOKですので、他の書類は不要です。免許証を持っていない場合には、保険証やパスポート、住民基本台帳カード、個人番号カードなどが使えますが、書類の種類によっては他の書類と組み合わせなければならないケースもあります。

なお、本人確認書類に記載されている住所が現住所と違っていれば審査に通りませんから、カードローンを申し込む前に、免許証等の住所変更手続きをしておく必要があります。もし間に合わない場合には、住所の変遷がわかる住民票を用意しておくと審査をクリアできることがありますから、事前に問い合わせてみましょう。

・収入証明書が要求されることがある

申し込み時に、希望限度額が一定以上の場合、収入証明書類の提出が必要になります。消費者金融系のカードローンでは、貸金業法の総量規制により、1社からの借入額が50万円を超える場合、もしくは他社と合わせた借入残高が100万円を超える場合には収入証明書が義務付けられています。一方、銀行系カードローンの場合には、貸金業法の適用を受けませんから、それぞれの銀行で独自のルールを設けています。借入れしたい銀行で、収入証明書の要否を事前に確認しておくと良いでしょう。

収入証明書類としては、源泉徴収票の写しが出せればそれでOKです。給与明細書の場合には、少なくとも直近2~3ヶ月分を用意しておく必要があります。その他に、住民税決定通知書や所得証明書、課税証明書などが使えることもありますので、こうした書類を事前に準備しておくとスムーズです。

・口座開設が必要な場合がある

銀行カードローンを利用する場合には、その銀行の普通預金口座が必要になることがあります。口座開設には時間がかかることがありますから、事前に手続きしておくと良いでしょう。

審査に通りやすい人の特徴

・公務員や大手企業の会社員は有利

カードローンの審査では、自営業者よりも会社員などの勤め人の方が、安定した収入があるという点で有利になります。特に、公務員は会社員と違って勤務先が倒産するリスクもありませんから、安定性の面では優れています。

勤務年数についても、普通の会社員の場合には1年以上あった方が安心ですが、公務員の場合には1年未満でも審査に通りやすくなっています。なお、会社員でも大手企業に勤務していれば、公務員同様の有利な扱いになります。

・カード等の利用実績がある

カードローンの審査に通りやすいのは、借金を全くしたことがない人よりも、ローンやクレジットカードの利用実績がある人の方になります。カードローンの審査の際には、個人信用情報機関に申込者の信用情報を照会します。ここで、ローン等の利用実績のない人は、信用情報が蓄積されていませんから、信用性が判断しにくくなってしまうのです。

また、お金を貸す側の金融機関は、カードローンを申し込みした人が実際にお金を借りて返済してくれなければ儲けになりません。金融機関側はしっかり借りて利息もたくさん払ってくれる人にお金を貸したいと考えますから、普段からカードをよく使っている人を歓迎するのです。

審査に落ちやすい人の特徴

・転職歴があり勤務年数が短い

カードローンの審査では勤務年数が重視されますから、転職して間もない人は不利になってしまいます。特に、短期間に何度も転職しているような場合には、信用できないと判断されてしまいますから、審査に落ちやすくなってしまいます。

・開業して間もない自営業者や個人事業主

自営業者は、会社員に比べて収入が安定しているとは言い難いところがありますし、実態がわかりにくいこともありますから、カードローンの審査では不利になってしまいます。それでも、開業して何年も経っており、安定した利益を出している実績があれば評価は高くなります。逆に、開業したものの実績がほとんどないという場合には、審査に落ちる可能性があります。

・複数の会社に一度に申し込みをしている

同時に複数の会社に借入れの申し込みをしたり、立て続けに何社もカードローンの申し込みをしたりしている場合にも、審査に落ちやすくなってしまいます。カードローンの申し込みをしたという情報は、一定期間信用情報機関に残っています。短期間に何社も申し込みをしていると、お金に困って切羽詰まっているとみなされ、印象が悪くなってしまいます。

このように複数の会社に同時又は連続して申し込みをしている状態は、「申し込みブラック」と呼ばれます。だいたい1ヶ月の間に3社以上申し込みしていれば、申し込みブラックとされ、審査に落ちる可能性が高くなります。申し込み情報は信用情報機関に半年程度残っていることがありますから、続けて申し込みする場合には半年程度間をあけて申し込むのが安心です。

・過去に長期延滞や債務整理をしている

カードローンの申し込み時には、金融機関は信用情報機関で申込者の信用情報を確認します。過去に2ヶ月以上の長期延滞や債務整理をしていれば、その情報が残っていることがありますが、この場合にはブラックリストに載っている状態となります。ブラックリストに載っている期間は5年程度(自己破産・個人再生の場合には7年程度)となっており、その期間に新規の借入れ申し込みをしても審査に通らないことになってしまいます

・虚偽の情報を申告している

カードローンの審査に通りやすくするために、収入や勤務先、勤務年数などを偽って申告する人もいるかもしれません。しかし、こうした情報は信用情報機関に照会したり、在籍確認をしたりすればわかりますから、嘘をついてもバレてしまいます。虚偽の情報を申告したことがわかれば、それだけで信用を失ってしまいますから、審査に通ることはないといってもいいでしょう。ダメ元でも本当のことを書いた方が、審査に通る可能性があると言えます。

審査が厳しい金融機関について

・銀行カードローンは比較的審査が厳しい

お金を借りるならできるだけ信頼できる金融機関を選びたいという人が多いと思います。信頼できる金融機関と言えば、やはり銀行ということになるでしょう。銀行カードローンは消費者金融に比べて低金利になっているのも魅力です。ただし、銀行カードローンは人気である分審査が厳しくなっていますから、消費者金融の審査に通る人でも、銀行カードローンでは審査に落ちることがあります

・銀行カードローンは総量規制の対象外

銀行カードローンの審査が厳しい理由として、総量規制が適用されないという点があります。総量規制とは、個人の年収の3分の1を超える貸付を禁止するという貸金業法上のルールになりますが、貸金業法が適用される消費者金融では、総量規制により貸付できないケースがあります。

一方、銀行では総量規制に関係なく貸付ができますから、総量規制に引っかかるような人でも借入れの申し込みをしてくることになります。総量規制に引っかかる人というのは返済能力に不安があると考えられますから、銀行側も慎重に審査を行うのです。

審査が緩い金融機関について

・消費者金融は審査が緩い

カードローンの審査が緩いのは、消費者金融になります。銀行の場合にはカードローンがメイン業務というわけではありませんが、消費者金融はそもそも、カードローンをはじめとする個人向けの無担保貸付を行う金融会社です。カードローンでお金を借りてくれる人が増えなければ利益が出ませんから、銀行ほど厳しい審査は行わないのです。

・消費者金融は総量規制の適用がある

消費者金融では審査が緩いと言っても、法律による制限は受けることになります。消費者金融を規制しているのは貸金業法になりますが、貸金業法には年収の3分の1を超える貸付を禁止する総量規制があります。審査の緩い消費者金融でも、総量規制に違反して貸付を行うわけにはいきませんから、他社と合わせて借入残高が年収の3分の1を超えることになってしまう場合には、審査に落ちることになります。

まとめ

カードローンでは、担保不要、連帯保証人なしでお金を貸してくれますが、その分審査が厳しくなっています。原則的に、安定した収入がなければ、カードローンの審査には通りません。

審査の基準はそれぞれの金融機関で違いますが、消費者金融よりも銀行の方が審査は厳しくなっています。カードローンの審査で不安がある場合には、少しでも審査に通りやすい金融機関を選び、事前によく調べた上で申し込みするようにしましょう。