無利息でお金を借りたいときに選ぶべき金融機関と方法

お金に困ったときに、お金を貸してくれるのが銀行や消費者金融などの金融機関。けれど、金融機関はタダでお金を貸してくれるわけではありません。金融機関からお金を借りるときには、「利息」という名の手数料を支払う必要があります。

ところで、金融機関からお金を借りるときに、条件をみたせば無利息になることがあります。ここでは、金融機関に支払う利息がタダになる無利息キャッシングについて説明していきます。

無利息でお金を借りられる金融機関一覧と具体的なサービス内容

キャッシングでは、原則として、お金を借りた途端に利息がかかってしまいます。厳密に言えば、即日返済する場合には民法の「初日不算入の原則」により利息はかかりません。しかし、翌日以降に返す場合には、必ず利息が発生し、元本よりも優先して利息を支払う必要が出てきます。

ところで、利息が発生するまでの期間を遅らせて、「一定期間は無利息でキャッシングできますよ」という無利息キャッシングサービスを行っている金融機関がいくつかあります。

無利息キャッシングサービスを行っている金融機関には、以下のようなところがあります。

・アコム

アコムでは、初回30日間が無利息になる「30日間金利0円サービス」を行っています。「30日間金利0円サービス」は、アコムの利用が初めてで、かつ返済期日を「35日ごと」にした人が対象になります。

対象者になれば、契約日の翌日から30日以内に返済するお金については利息を支払わなくてもよい扱いになります。なお、無利息期間終了後の借入残高には、返済日までの日数に応じた通常金利がかかります。

・プロミス

プロミスでは、「30日間無利息サービス」を提供しています。プロミスの利用が初めての人は、Eメールアドレスを登録してWeb明細の利用を申し込むことで、「30日間無利息サービス」が受けられます

プロミスの無利息期間は、契約日から起算するのではなく、初回出金の翌日から30日間になります。無利息期間内であれば、追加の借入や一度完済して再び借りた分についても利息が発生しません。無利息期間終了時の借入残高については、返済日までの日数分の通常利息がかかります。

・新生銀行カードローン レイク

レイクで初めて契約した人は、「5万円まで180日間無利息」か「30日間無利息」の2つのうち、どちらかのサービスを選ぶことができます。ただし、借入額200万円を超える場合には、「30日間無利息」のみ選択可能です。

「5万円まで180日間無利息」サービスでは、契約日の翌日から180日間は、何度利用しても借入額のうち5万円が無利息になります。「30日間無利息」サービスでは、借入額に関係なく、契約日の翌日から30日間は利息を支払う必要がありません。どちらを選んでも、無利息期間終了後には通常の利息がかかってきます。

・ノーローン

ノーローンでは、利用者すべてを対象に、「1週間無利息キャッシング」のサービスを行っています。

ノーローンでは、最初にお金を借りた翌日から7日間は利息が発生しません。さらに、借りたお金を完済すれば、完済の翌月以降の借入について、再び7日間の無利息サービスを受けられます。

ノーローンでは無利息期間は1週間と短めですが、何度でもサービスが受けられるようになっている点が特徴です。

無利息でお金を借りるデメリット

キャッシング利用者にとって、一定期間無利息でお金を借りられるというのは大変ありがたいサービスです。けれど、無利息キャッシングには下記のようなデメリットもありますから注意しておきましょう。

・初回のみしか無利息にならないことが多い

無利息キャッシングのサービスを提供しているほとんどの金融機関で、無利息サービスは契約後初回のみの特典となっています。1つの会社で一度無利息の恩恵を受けたなら、その後は同じ会社からはもう無利息で借りられなくなります。

・全額返済しなければ利息がかかってしまう

無利息キャッシングでは、無利息期間内に借りたお金を全額返済できれば利息を払わずにすみますが、無利息期間終了後に借入残高があれば、それについては返済期日までの日数分の通常利息がかかってしまいます。無利息期間中に返せないような額を借りてしまえば、結局利息を支払わなければならなくなります。

・無利息期間経過後の金利が高め

無利息キャッシングサービスを行っているのは、元々金利が高めの消費者金融系のカードローンです。低金利の銀行カードローンでは無利息キャッシングサービスは行われていません。無利息期間終了後にも利用する場合には、高金利を払うことになるということを覚悟しておく必要があります。

・無利息期間中にも返済日はある

たとえば、30日間無利息キャッシングで10万円借りる場合、30日経つ前のギリギリに10万円払えば良いと思ってしまいがちです。しかし、実際にはそれ以前に返済日が到来することに注意しておく必要があります。

無利息キャッシングというのは、無利息期間中返済を猶予してもらえるものではありません。無利息期間中の返済日に定められた返済額を支払わなければ、遅延損害金が発生することになります。

金融機関以外で無利息お金を借りられる場所はないの?

お金を貸してもらいたいけれど、金融機関から借りるのは抵抗があるという人も多いでしょう。金融機関の貸付以外でも、以下のように、無利息でお金を借りられる制度や機関があります。

なお、以下は福祉目的での融資制度になりますから、利用できる人は限られています。

・生活福祉資金貸付

生活福祉資金貸付は、収入の少ない低所得世帯や高齢者世帯の生活を支えるための制度です。都道府県の社会福祉協議会で実施されており、条件をみたす人は生活費などの資金を借りることができます。生活福祉資金貸付制度では、連帯保証人を立てた場合、無利息でお金を借りることができます。

・女性福祉資金貸付

女性福祉資金は、東京都が配偶者のいない女性を対象に行っている貸付制度です。親、子、兄弟姉妹などを扶養している人であれば所得制限なしで利用可能になっています。それ以外でも、かつて母子家庭だった人や婚姻歴のある人は、一定の所得制限を超えなければ利用ができます。

女性福祉資金貸付は、原則として保証人を立てた上、無利息でお金を借りる形になります。

・母子寡婦福祉資金貸付

母子寡婦福祉資金は、ひとり親家庭に対する貸付制度です。利用対象者は、ひとり親家庭の親と、寡婦(かつてシングルマザーとして未成年の子を扶養していたことがある独身の女性)になります。

母子寡婦福祉資金貸付は、各市区町村を窓口に借入の申し込みができます。貸付には様々な種類があり、貸付の種類によっては連帯保証人を立てることにより無利息でお金を借りることができます。

キャッシングの利息は1ヶ月にどれくらいかかるのか

・キャッシングでは毎月利息を支払う

キャッシングの利息は、1年にどれだけの割合でかかるのかという実質年利率で表示されています。しかし、お金を借りた後、1年間返さなくて良いということは実際にはありませんから、元本に単純に実質年率をかけた額が支払う利息ということにはなりません。

利息は原則としてお金を借りた翌日からかかってきます。また、返済するときには元本よりも利息を優先して支払わなければなりませんから、毎月の返済額には借入日数に応じた利息分が必ず含まれていることになります。毎月支払う利息は、実質年率をもとに日割り計算した額になります。

・10万円を1ヶ月借りた場合の利息

大手消費者金融のキャッシングの上限金利は実質年利率18.0%のところが多くなっています。実質年率18.0%で10万円を借りた場合、30日後に発生している利息は、

10万円×0.180×30/365≒1479(円)

となります。もし30日後に1万円返済するとすれば、利息に当たる分は1479円で、残り8521円が元本ということになります。

なお、毎月の返済を行う都度元本(借入残高)が減りますから、追加で借入をしない限り、毎月発生する利息の額も減っていきます。

返済計画の重要性

・無利息では一時的にしか借りられない

無利息キャッシングができるとなると、気軽にお金を借りてしまいがちです。けれど、お金を借りていつまでも利息が付かないということはありません。無利息の期間は限られているということを、くれぐれも忘れないようにしましょう。もし無利息期間中にお金を返すことができなければ、結局高い利息を払わなければならなくなってしまいます。

・全額返済できなくても無利息期間になるべく多く返す

キャッシング会社によっては、初回は必ず一定期間無利息になる特典が付いてくることもありますから、キャッシングするならこの特典をできるだけ無駄にしない方がお得です。

無利息期間に全額返済できる見込みがなくても、この期間にできるだけ多く返済して元本を減らしておきましょう。無利息期間終了時に借入残高が減っていれば、その後に支払う利息も少なくてすみますから、残りの返済が楽になります。

・住宅ローンへの影響も考慮しておく

無利息キャッシングを利用してお金を借りた場合には、住宅ローンを組むときに影響が出てくることもあります。住宅ローンの審査では、他社借入やローン残高がどれだけあるかによって、借りられる額が変わってきます。ここで、キャッシングやカードローンについては、借入枠があるだけで借りているのと同じ扱いになってしまいます。

無利息期間中に返せない場合、他の無利息キャッシングで借りて返すという方法で、次々と借りてしまうことがあります。複数のキャッシングに申し込めば、利用可能枠の合計が大きくなってしまい、住宅ローン審査に落ちてしまう可能性も出てきます。

こうしたことも考慮し、無利息キャッシングと言っても軽い気持ちで借りることは避けましょう。どうしても困ったときに限り、きちんと返済計画を立ててお金を借りることが大切です。