クレジットカードのキャッシング枠を利用してお金を借りる方法

お金を借りようと考えたとき、消費者金融などのカードローンに申し込む前に、いま持っているクレジットカードに付いているキャッシング機能を使う方が便利ですし早いです。

ただ、いざ使うとなると、その金利や返済方法など、意外と分かっていないものですので、注意点とあわせてそれらの詳細を解説しましょう。

キャッシング機能が付いているクレジットカード

いざというときのために貯金しておくことはとても重要です。しかし、誰もが貯金できるとは限りませんし、貯金では足らない、いざということもあり得ます。

そんなとき、身内に借りるのはなかなか難しく、ましてや友人や知り合いなどはもってのほかです。

そうなると、消費者金融や銀行のカードローンなどを検討することになるかと思います。

しかし、実はいま持っているクレジットカードにキャッシング機能がついていることにお気づきでしょうか。もしそれを利用できるなら、わざわざ新たに申し込んだりする手間や審査をまったりする時間が省けます。

まずは、自分の持っているクレジットカードにキャッシング機能が付いているかどうか心配かも知れません。ですが、基本的にほとんどのクレジットカードにはキャッシング機能が付いていますので、確認の必要もないのが現状です。

ただ、契約時に無効(限度額0円)にしている場合や審査の結果無効になっているもの、有効になっていても最低限の限度額になっているために必要な金額を借りることができない場合もあります。

できれば、カード会社に電話などで確認してみましょう。

なお、そもそもキャッシング機能が利用できないクレジットカードもありますので、紹介しておきます。

・ビューカード

2009年4月1日以降に契約した場合は、キャッシング機能が利用できません。

クレジットカードのキャッシング機能の使い方

実際に使えることが確認できれば、次は使い方です。

数多くのクレジットカードがありますので、すべて同じ方法だとは限りませんが、一般的な方法を紹介します。

1.ATMへ出向く

まずは、ATMへ出向く必要があります。

ATMは、銀行のATMでもコンビニのATMでも、お持ちのクレジットカードのカードブランド(VISA、MASTER、JCB、AMEXなど)が利用できるATMであれば、どこでもかまいません。

2.カードを挿入する

ATMにクレジットカードを挿入します。クレジットカードによっては挿入の方向が決まっているものがありますので、よく見て挿入しましょう。(ATMによっては、メニュー画面でクレジットカードを選択する必要がある場合もあります)

3.暗証番号の入力

暗証番号を入力しましょう。(ショッピングとキャッシングで同じ暗証番号の場合がほとんどだと思いますが、別々に設定しているカードもあります)

もし忘れてしまった場合、何度も試すとロックされてしまいますので、カード会社に確認する必要があります。その場合、当然電話では教えてもらえず、郵送での通知になりますので時間がかかります。事前に確認しておきましょう。

4.金額の入力

借り入れ希望金額を入力します。

当然ながら、限度額までしか入力できません。また、限度額がショッピング枠と共通になっていることもあり、その場合、もし限度額いっぱいまで借りてしまうと、ショッピングで使えなくなる可能性もありますので、ご注意ください。

5.返済方法の選択

借り入れたお金の返済方法を「一括」と「リボルビング払い(分割払い)」から選択します。

もちろん、リボルビング払いの方が、利息を多く払うことになりますので、その辺りも考慮して選択しましょう。

以上がキャッシングの利用手順です。

幾つか注意点はありますが、とても簡単にお金を借りることができると思います。

限度額を確認しておく

クレジットカードのキャッシング機能の利用方法を紹介しましたが、もし、利用限度額が必要な金額に満たなかった場合、増額依頼をするか、そもそもクレジットカードの利用を諦めてその他の方法を検討しなければいけません。

必ず、利用限度額を確認しておきましょう。

利用限度額の確認については、多くのクレジットカード会社で、インターネットからできるようになっています。

お持ちのクレジットカードのサイトから、自分のマイページなどにログインし、契約内容の確認を行えば、そこに限度額が記載されていることと思います。

もし、インターネットで調べることができなくても、電話で問い合わせればすぐに教えてくれることでしょう。

そこでもし必要な金額に満たなければ、増額の相談をすることも可能です。

返済方法と返済日は必ず確認

実際にお金を借りるということについては、いろいろと細かく調べる方は多いですが、その中の多くの方が、返済について軽く考えています。

お金を借りるときに重要なのは、なによりも返すこと、つまり返済計画なのです。

返せないお金を借りてはいけません。

そのためにも、必ず返済方法と返済日は確認しておかなければいけないでしょう。

・返済方法

上に紹介した利用方法にもあります通り、返済方法は「一括払い」と「リボルビング払い(分割払い)」から選択することになります。

一括払いは、翌月にすべて返済する方法で、リボルビング払いは、毎月少しずつ返済する方法です。(クレジットカード会社によって、返済額が定額の方式と変動する方式があります)

・返済日

返済日は、クレジットカードの口座引き落とし日と同じです。毎月いつ引き落とされているのかご存じであればいいですが、意識できていない方はきちんと確認しておきましょう。

以上を確認した上で、返済計画を検討しなければいけません。

もちろん、お金に余裕があれば利息が少なくて済む一括払いを選択するべきです。しかしそれ以上に、もしATMや口座振り込みから繰上返済ができるのなら、一日でも早く返済するに越したことはありません。

多くのクレジットカードのキャッシング時の実質年利率は15.0%から20.0%になっています。これを日割りした利率で算出される利息を、返済日までの日数分払うことになりますので、いつもの自動引き落とし日を待つことなく繰上返済を行えば、それだけ利息を減らすことができるのです。

例えば、毎月末日締め翌月25日に引き落としが行われるクレジットカードで、キャッシングの実質年利率が20.0%の場合、4月1日に10万円借りたとしたら、どうでしょうか。

この条件で、なにもせずいつもの自動引き落としで一括返済した場合、利息がかかる日数は、引き落としが行われる5月25日までの55日です。

つまり、

100,000円×(20.0%÷365日×55日)=3,013円

となり、5月25日に103,013円が引き落とされて完済となります。

同じ条件で、翌週の4月8日にATMなどで繰上返済した場合、利息がかかる日数は7日です。

この場合、

100,000円×(20.0%÷365日×7日)=383円

となり、4月8日に100,383円を振り込むことで完済となります。

いかがでしょうか。

返済方法と返済日はしっかりと考えなければいけない、ということが分かると思います。

注意すべきこと

いま自分が持っているクレジットカードでお金を借りられるというのは、とても便利で、いざというときには非常に心強いでしょう。それに、ほぼ全国どこにでもあるコンビニのATMを利用できますので、借りる行為自体も非常に簡単です。

しかし、簡単だから故に、注意しなければいけないこともあります。

まず、クレジットカードのキャッシングの場合、返済方法は主に口座からの自動引き落としになっている点です。

意識せずに返済できることから、自動引き落しは返済忘れがない方法として紹介されることも多いですが、その意識しなくてよい点が非常に危険なのです。

もし口座の残高がなければ、当然引き落としされません。そして、意識することがない故に、口座から引き落とされなかったことに、すぐに気が付くことができないのです。

そのため、突然クレジットカード会社から電話がかかってきたり、督促状が届いたりして、高額な遅延損害金を支払わなければならないという事態に陥ることがあります。(多くの場合、遅延損害金は20.0%ほどが設定されています。当然、その間の利息もかかりますので、もし返済遅延が発生した場合、その間は倍以上の利息がかかっていることになります)

そのため、クレジットカードの支払いに設定している口座の残高には、細心の注意を支払わなければいけません。

また、クレジットカードのキャッシングの限度額は、10万円から30万円と低いことが多く、また、実のところ消費者金融のカードローンなどより若干金利が高い傾向にあります。

利便性の裏返しの面もありますが、そのあたりも考慮した上で、繰上げて早急に返済するなど、計画を立てた上で利用していかなければいけません。