農協でお金を借りる 農協ローンの仕組みと申し込み方法とメリットデメリット

農協の金融事業は、JAバンクが行っています。JAバンクのローンは、「身近にある農協でお金を借りる」という安心感があるため、利用者が多くなっています。

ここでは、そもそも農協とはどんな団体か、農協ローンの特徴、メリット・デメリット等について解説しています。農協ローンに関心のある方はぜひ参考にしてみてください。

なお、農協ローンの細かい内容はそれぞれのJAで異なっていますので、お住まいの地域のJAに確認してください。

農協ローンとは?

・そもそも農協とは?

農協とは、農業協同組合のことです。農業に携わっている人を中心とした全国組織の協同組合が農協ということになります。農協を英語で言うとJapan Agricultural Cooperativesとなるので、近年は頭文字をとってJAと呼ばれるのが一般的です。

JAでは様々な取り組みを行っています。多くの人が身近に感じているJAの事業と言えば、農産物の販売などだと思いますが、このほかにもJAでは、農業指導、信用事業、共済事業など幅広い事業を行っています。

・JAバンクって何?

JAでは、貯金、融資、為替業務等の信用事業も行っており、これを行っているのがJAバンクになります。JAバンクとは、JAの運営する銀行と考えると良いでしょう。

なお、JAバンクには、農協だけでなく、信連(信用農業協同組合連合会)、農林中金(農林中央金庫)も加わっています。これらのJAバンク会員により、全国規模のネットワークで金融事業が展開されています。

・農協でお金を借りる

JAバンクでは融資事業を行っていますので、お金を借りたい人は、JAバンクに借入の申し込みをすることができます。JAバンクでの借入方法や返済方法は、銀行などの他の金融機関と同様になります。JAだからと言って農業に従事する人しか借入できないわけではなく、農業者以外でも借入の申し込みができますので、通常の金融機関と同じように利用ができます。

・農協の代表的なローン

JAバンクでは、生活スタイルやニーズに合ったローンがたくさん用意されています。JAローンの中で代表的なものが、住宅ローン、マイカーローン、教育ローンです。

○JA住宅ローン

JAバンクでは、住宅資金の借入ができます。JA住宅ローンは、住宅の新築・購入、宅地の購入、住宅の増改築のほか、他の金融機関からの借り換えにも利用できます。融資額の上限は5000万円となっており、金利は固定変動選択型、変動金利型、固定金利型の中から選べるようになっています。

○JAマイカーローン

JAマイカーローンは、自動車・バイクの購入費用や修理費用、車検費用、免許取得費用などに利用可能となっており、最高500万円の融資が受けられます。

ディーラーローンを利用する場合には、車の購入後ローン完済までは所有権がディーラー側に留保されてしまいます。JAマイカーローンでは、最初から車が自分名義になりますから、安心感があります。

○JA教育ローン

JA教育ローンでは、500万円までの教育資金の借入ができます。JA教育ローンで借りたお金は、入学金や授業料などの学校にかかる費用だけでなく、ひとり暮らしする際のアパート家賃などにも使えます。

・その他の農協ローン

JAバンクでは、その他に、リフォームローン、カードローン、フリーローンといった各種ローンも用意されています。カードローン、フリーローンは使いみちが自由になっているため、幅広い目的のために利用ができます。

また、JAバンクでは農業を行う人のために、運転資金、設備資金などを有利な条件で融資してくれます。

農協ローンの特徴

・金利などの条件は各JAで異なる

農協ローンの利用を考えたとき、誰もがいちばん気になるのは金利でしょう。JAバンクは地域ごとの独立採算制となっているため、農協ローンの金利も全国一律ではありません。地域のJA(例 JAバンク北海道、JAバンク兵庫など)によって、取引条件は異なっています。農協ローンを利用するときには、最寄りのJAで融資条件を確認する必要があります。

・農業融資が受けられる

JAで用意されているローンも他の金融機関と同様のものになりますが、農協ローンには他の金融機関にはない農業に特化した融資制度があります。

特に、将来の経営計画を具体的に提示することにより市町村に認定された「認定農業者」や就農を希望して就農計画を市町村に認定された「認定就農者」の場合には、JAバンクで低金利の融資を受けられるだけでなく、JAによる経営相談や経営指導も受けられます。農業従事者にとっては、JAバンクのローンは特にメリットが大きくなっていると言えます。

・お金を借りるには組合員になる必要がある

JAは協同組合ですから、株式会社のように利益追求を目的としているものではなく、組合員の生活の向上を目的としています。JAバンクのサービスの中には組合員でなくても利用できるものもありますが、JAローンは組合員でなければ利用できません。組合員以外がJAローンの利用を希望するときには、あらかじめJAに出資して、組合員になる必要があります。

JAの組合員には正組合員と准組合員があります。このうち、正組合員には農業に従事している人でなければなれません。農業従事者以外が組合員になる場合には、准組合員ということになります。

JAの組合員になるのに必要な出資金の額はそれぞれの地域によって異なりますが、多くても1万円程度になります。JAの組合員になれば、年度ごとに配当金をもらうことができます。また、JAを脱退するときには出資金を返還してもらうことができます。なお、JAバンクに借入がある間はJAを脱退できないため、住宅ローン返済中やマイカーローン返済中はずっと組合員の資格を維持しておく必要があります。

・保証人不要で借りられる

農協ローンを利用するときには、JA指定の保証会社の保証を受けることが要求されますから、別途保証人を立てなくてもかまいません。JAローンは保証人不要で借りることができる代わりに、保証会社の保証料がかかってきます。

・インターネットで申し込みできる

今の時代、インターネットから借入の申し込みをしたいと考える人は多いと思います。農協ローンのうち、マイカーローン、リフォームローン、カードローン、教育ローンについては、「JAネットローン」として、JAバンクホームページからの申し込みが可能になっています。

ただし、インターネットからの申し込みは仮申し込みになりますので、契約手続きは、店舗へ行ったり担当者に来てもらったりして行う必要があります。

農協ローン以外でのお金の作り方としてはプロミスでのキャッシングおすすめです。

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農協ローンのメリット・デメリット

<メリット>

・非営利団体なので安心感がある

農協ローンを利用の考える人の多くは、「農協なら安心感がある」という点を評価しているはずです。農協は銀行等の営利を目的としている株式会社とは違い、非営利の協同組合になりますから、利用者(組合員)の味方です。お金を借りるならできるだけ信頼できるところから借りたいという人が多いと思いますから、農協を利用するメリットは大きいと言えます。

・マイカーローンの金利が安い

農協ローンの金利は各JAによっても違っていますが、比較的低金利になっています。JAローンの中でも、特に金利が低いと言われているのが、マイカーローンです。

マイカーローンの具体的な金利や取引条件は各JAバンクによって変わってきますが、銀行の自動車ローンに比べてかなり低めの金利となっています。なお、JAマイカーローンでは、固定金利型と変動金利型があり、どちらかを選べるようになっています。

・利用できるATMの数が多い

農協ローンでは、他の金融機関と同様、使途を限定しないカードローンも用意されています。JAカードローンでは、あらかじめ設定された借入枠内であれば、カードを使って何度でも繰り返し借入ができます。JAバンクのATMは全国に設置されているほか、提携金融機関やコンビニATMも利用できますから、借入の利便性は高くなっています。

<デメリット>

・ローンの種類によっては利用できるエリアが限られている

農協ローンには様々な種類のものがありますが、全国どこでもすべてのローンが利用できるわけではありません。どの種類のローンを取り扱っているかは、地域によって異なっています。利用したいと思うローンが、自分の住んでいる地域では取り扱いされていないこともありますから、あらかじめ確認しておきましょう。

・手続きに時間がかかる

農協ローンの申し込みをすれば、審査が行われることになりますが、農協ローンの審査は他の銀行ローンなどに比べて時間がかかります。農協ローンを利用する場合には、申し込み後お金を受け取れるまで、少なくとも数日から1週間程度はみておく必要があります。

また、JAの住宅ローンでは、住宅ローン事前審査の後、本審査を行いますから、さらに時間がかかります。

カードローンの場合、スピード審査により即日融資が可能な銀行や消費者金融も多いですが、JAカードローンでは即日融資には対応していません。JAバンクでもインターネットからのカードローン申込はできますが、この場合は仮申込になります。契約手続きをインターネットで完結させることはできず、手続きのために別途店舗へ行くなどしなければなりません。

プロミスやモビットであればお金を借りる際にネット完結申し込み&当日借り入れができます。 中でもプロミスは土日祝日でも21時までの審査通過で当日借り入れが可能となっています。 金利は農協で借りるよりは高いですが、2〜6ヶ月間、少額の借り入れなら返済額は数千円程度しか変わらないのでわざわざ農協で借りなくてもスマホでさくっともうしこめるプロミスも検討してみてはいかがでしょうか。

農協ローンはなぜ審査が厳しいのか?

・農協ローンは低金利で利用できる

農協ローンの中には低金利のものが多く、有利な条件のローンサービスが多くなっています。JAバンクでも、好条件のローン商品を誰にでも提供してくれるわけではありません。JAは営利団体ではありませんが、貸倒れが生じるなどして損失が出れば、組合員にとっても不都合が生じてしまうことになります。こうしたことから、JAバンクではローン審査を厳しくして、信頼できる人にだけ貸すことにしているのです。

・安心感があるので利用希望者が多い

農協は、農業を中心としてきた日本では、昔からなじみのある存在です。借金をするときにはできるだけ信頼できる金融機関で借りたいと思うものですが、農協なら信頼できると考える人は多いのです。

農協ローンの利用を希望する人は、たとえ審査を厳しくしても「農協から借りたい」と思っています。こうしたことから、農協ローンの競争率は高くなってしまい、審査も厳しくなってしまうことになるのです。

農協ローンはこんな人にオススメ

・保証人・担保なしでお金を借りたい人

お金を借りるとなると、「担保や保証人が要るのでは…」と心配な人も多いと思いますが、農協ローンなら、住宅ローンを除き無担保でお金を借りることができます。保証人については各JA所定の保証会社の保証を受けることが要件とされていますから、別途保証人を立てる必要がありません。借金を内緒にしたい、他人に迷惑をかけたくないという人でも借りやすくなっています。

・初めて車を購入する人

高校卒業後に免許を取って初めて車を購入するときには、手持ちの資金があまりないと思います。農協ローンは、マイカーデビューを応援してくれます。

未成年の場合には借金がしにくいですが、農協のマイカーローンなら、18歳から申し込みができます。借入額、借入期間、返済方法なども相談可能です。「毎月少額ずつ返済したい」といった希望も聞いてもらえますから、無理のない返済計画が立てられます。

・お子さまの教育資金を借りたい人

お子さまの進学のため、教育資金を準備したいという人には、農協ローンは非常に使いやすくなっています。日本政策金融公庫の「国の教育ローン」の借入額の上限は350万円ですが、JAバンクでは500万円まで借入ができます。進学時にかかる資金を幅広くカバーできるほか、在学中は元金の返済を据え置きできるなど、利用しやすいものになっています。

また、JAの教育ローンには、借入枠内で繰り返し利用できる極度型のものもあります。極度型の教育ローンを申し込んでおけば、急に仕送り金が多く必要になった場合や専門書の購入が必要になった場合に安心です。